今更だけど日本の学校英語はスピーキング力アップにはつながらない
今更だけど、この話。ぼくは帰国子女として高校に編入したんだけど、それでも英語の授業の成績がよかったわけではなく、テストの点数は最高でも70点台だった。
なんでそうなのかっていうと、「助動詞」とか「現在進行形」とかそういう名称で英語に触れてきていないから、そんな言葉で問題を出されても検討がつかなかった。
文法ミスを恐れる日本人
そんな「受験を合格するための英語」として英語に出会っている多くの日本人は、喋るときも「間違っちゃいけない」という意識をひっぱって、文法ミスを恐れる。
いっぱい喋ることよりも、完璧な文法英語を発することに意識が向いていて、でもそれはやっぱり簡単なことではないから、結果的になるべく喋らないように努める。
でもネイティブだって文法ミスなんてする。例えば「she doesn't」というべきところを「she don't」と行ったり、動詞にSを付け忘れたり。でも、もちろん意味は通じるし、ミスしたことなんて気にしない。通じればいい。
英語に対するやらされ感
学校で学ぶ英語に意味がないなんて言わない。でも、これは喋るスキルを上げるものじゃないから、そこを理解しないと、「なんで喋れないだろうおれ」となえる。
あとは、「英語との出会い=学校」が多いから、やらされてる感もあったりして、そこはどうなのかなと思う。好きな英語コンテンツに出会える環境があったほうはいいのかなと。
あふれかえる英語教材
だからか知らないけど、日本の英会話市場の価値というのは、ずっと変わらない。学校で喋れるはずもない方式の英語を学んで、それで喋ろうとしたら喋れなくてアレルギーになって、「さぁ」と教材が手を差し伸べる。
だれか本当にドンピシャな教材を出してくれないもんかなと期待はしているけど、まだ個人的にはそういうものはなくて、その多くは「お金を出してプロと話す」というスタイルなのかなと思う。
どれだけいいレッスンにいっても、それだけで週1回で終わりだったら、そんなに意味はないのかなと。大事なのは毎日英語に触れ合うことで、お金を払って通っている時間"以外"での自主意識。でもそれは危機感(会社でできないとやばい!)かモチベーションがないと、なかなかできない。
個人的には、自分の好きなトピックを探せて、その英語版コンテンツを探せる教材があればいいなぁと思う。Youtubeとかウェブサイトとか、いまは使える教材は山ほどある。
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