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不安の中に身を置く。

今、つらい。

仕事だけは楽しいけど障害者枠だからそんなに働けず、収入は人より少ないし、家のごはんはおいしくないし(もっとも最近何を食べても感動しないのはある)、町内会の幹事は超絶面倒しかないし、恋愛弱者だし、将来の保障はないし、そううつは相変わらずやってくるし、数え上げればキリがないのである。


不安はなくならないのが普通なので、そんな時はごまかすより肩寄せあってお付き合いしたらあちらも心を開いて「実はね⋯」と何か教えてくれるかもしれない。
不安が大きいのは、自分がコントロールできない部分が多いから。


しなやかに受け流す少しの強さと、なんとかなると思える少しの前向きさ。
このふたつがあればいいのだけれど。
まあ、それができないからみんな苦労するのよ。
傷つく練習をしてこなかったというか、中には傷つきすぎて臆病になった人もいるだろうし。
いつも人の顔色伺ってばかりの自分が心底情けなくなる。


でもそれがまぎれもない自分で、すぐ不安になったり弱っちかったりするところも受け入れないと先には進めない。
ハリボテの自分はいつか壊れて、その分ショックも大きい。
世の中思うより弱い人の方が多いのだから(でないとあんなに自己啓発書が売れる訳がない)何か強く言ってきたり偉そうな態度に出る人も本当は弱いんだな、と思うと少しは楽になる。
問題は、不安が起こると混乱してそのことを忘れがちになることだけど⋯。


そんなことをぶつぶつ考えながらあえて不安の中に身を置いてみると、いろんなものが見えてくる。
はじめはつらい・悲しい・泣きたい、そんなシンプルな気持ちでだんだん自分が何をしたかったのか、本当の願いは何なのかわかるようになってくる。
それが叶えられるだけの行動力があるかどうかはわからない。
でも自分に嘘はつけない。
それがわかっただけでも意味はあるのだと思う。


不安を原動力にしたい。
不安から逃げるんじゃなくて、利用してやりたい。
そういう図太くて賢いものに、私はなってみたい。

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