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お仕事④「フィリピン人家族8日間」ーアサイン

クルーズ業務の合間に、とてもラッキーな流れでお仕事を1件お受けした。
旅行業の知人から「(ツアーに乗れる)人を探している。今、電話で話せる?」という急な電話が在宅時に掛かってきたところから、この流れが始まった。
『新人なのにも関わらず、お仕事のチャンスがあるなら、乗るしかない!』という気合でスタートした2023年だった、とても有難かった。
パンデミックの期間、大先輩達が一旦仕事から離れてしまった。業界では英語を話せる添乗員(ガイド)が足らなくて、どこもかしこも必死に「人」を探していた。
電話の話だと「3月下旬に1週間ほどのツアー」と。
残念ながらその都合はつかず、お断りした。
でもこのチャンスを逃すわけにはいかない。
「明日にも面談に行きたい。次のチャンスに仕事を紹介してほしい」と話して、職務経歴書を英語で作成→翌日夕方に面談へ出向いた。
同じ仕事を探していた仲間も誘って、二人でいざ面談へ。

取り急ぎ、条件を伺い、私達の書類を預け、面談が終わった。
「忙しいので面談の時間が無い。もう良いかな?」という感じの面談だった。
(そうだよね、そんなホイホイ仕事を紹介してもらえるわけないよね。)と、いう感じでそろそろ席を立とうとした時だった。面談席の近くで仕事をしていた方が、恐る恐る
「あの~~こんなツアーがありいます。新人の方にも難しくないと思います。ホテルもレストランも全て予約済。行程には専用バスが連れて行きます。乗ってくれる人が未だ決まってなくて。いかがですか?」と話しかけてきた。
エリアは関西。京都奈良・和歌山・淡路島・その他周辺のレジャーランド3か所。
「歴史とか地理の情報はいらないです。とにかく一緒に旅行をしてあげて下さい。希望しているレジャーランドへ安全に連れて行ってあげて下さい。食事とショッピングを楽しみにしている家族です」と。
私は実は関西にご縁があったので、馴染みがあり、フィリピン人の英会話の先生のかれこれ5年以上平日ほぼ毎日オンライン英会話レッスンを受けていることもあって、フィリピン人も大好き。
勢いで「はい、やらせて頂きます」とお返事。
こんな形で仕事が決まるとは!びっくり。
派遣会社も通さず、人からの紹介とはいえ、たまたま。でも確かに仕事を得ることができた。
日当は◯万円。通信費一日◯円。食事代◯円(レストランで添乗員向け食事を用意してくれてる場合もあるそうで、その際はそれをいただく)。
などの条件を伺って、とても嬉しかった。なにせ研修では「研修生」賃金で添乗していたので。やっと「日当+その他の手当!」というお仕事に出会えた。

晴れて初のロングツアー添乗をその春に初挑戦することになった。
ツアーの様子は次へ続く…


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