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InDesign 「プレーンテキストフレームのサイズをベタ組にする」 スクリプト

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〜12月1日 00:00

以前、公開させていただいたIllustrator用スクリプト(Illustrator「テキストエリアを “文字サイズ × 字数” サイズにきっちり修正してくれる」 スクリプト)ですが、InDesignでも使えたら便利だな…ということで、今回作成してみました。

◆ このスクリプトで、プレーンテキストフレームをきれいなベタ組にできます

InDesignでテキストを入力するには、【文字ツール】をドラッグしてテキストフレームを作成テキストを入力【段落パネル】の「均等配置(最終行左揃え)」を選択 という流れになるかと思います。
でもこの方法で作成したテキストフレームがプレーンテキストフレームだった場合、字間0(ゼロ)のベタ組設定をしているにもかかわらず、字間が微妙に空いていて見映えが悪い!
原因は段落パネルで「均等配置(最終行左揃え)」を選択しているせいで、最終行以外は文字をプレーンテキストフレームの横幅いっぱいに均等配置をしているので、フレームの横幅のサイズがきっちり「文字サイズ × 任意の文字数(正の正数)」になっていないと、どうしても字間に隙間ができてしまいます。
この「文字サイズ × 任意の文字数(正の整数)」を電卓を使って計算しても良いのですが、今回はそれをスクリプトに任せてしまおうというわけです。

◆ 修正したいプレーンテキストフレームを選択してスクリプトを実行

修正したいプレーンテキストフレームを選択してスクリプトを実行すると、まずダイアログが現れます。
最初に作成した適当なサイズのプレーンテキストフレームに収まっていた1行の文字数が「(元の文字数)」としてダイアログ中央に表示されています。
その上に(元の文字数)マイナス 3文字分が、下に(元の文字数)プラス 3文字分がそれぞれ表示されています。
もしそれ以外の字数調節が必要になった場合は、一番下の「その他」ボタンをクリックして「文字数 ○文字」の空欄に希望の文字数を、半角の正の整数で入力してください。
そして最後に「OK」をクリックすると、プレーンテキストフレームの幅が、希望の文字数 & 字間0(ゼロ)のサイズに修正されます。

◆ InDesignのスクリプトでは、プレビュー機能が使えません…

Illustratorのスクリプトではプレビュー機能が使えたのですが、InDesignのスクリプトでは、ダイアログ表示中のドキュメント上オブジェクトのリドロー(再表示)ができません(プレビュー表示ができないということ)。ですので、InDesignでのこのスクリプトの使い方としては、テキストフレームをある程度、目的の幅近くまで手作業で縮めてから、仕上げでこのスクリプトを実行するというのが便利だと思います。

◆ 単位は 「ミリメートル」 「ポイント」 「級・歯」 「アメリカ式ポイント」 に限定されています

DTPで日本語を使用する前提で、InDesignメニュー →「編集」→「環境設定」→「単位と増減値」→「定規の単位」の「水平方向」と「垂直方向」が、「ミリメートル」「ポイント」「」「アメリカ式ポイント」のいずれか、「他の単位」→「テキストサイズ」が「ポイント」「」「アメリカ式ポイント」のいずれかの場合のみ、このスクリプトを実行できます。それ以外の単位が設定されている場合は、アラートが表示されてスクリプトは実行できません。

◆ フレームグリッドでは使用できません…

プレーンテキストフレームが1つの場合のみスクリプトを実行できます。1度に複数のプレーンテキストフレームの処理も考えたのですが、どのフレームの文字を基準にするのか?ユーザーに選択させる手順も複雑になって混乱を招くだけなので断念しました。よって複数のプレーンテキストフレームを処理したい場合は、1つずつ個々にスクリプトを実行してください。あと、縦書きや、テキストフレーム設定で1つのプレーンテキストフレーム内に複数の段組がある場合には普通に対応しています。

◆ 「(元の文字数)= その文字数ではすでにベタ組になっている」という意味ではありません

ダイアログの下部に「※ 現在ベタ組の幅になっていません」と表示されている場合は、(元の文字数)でもプレーンテキストフレームはベタ組のサイズになっていません。ですので、(元の文字数)でベタ組にしたい場合は、(元の文字数)の横の文字数にチェックを入れて「OK」をクリックしてください。

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