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【秋田・男鹿】ナマハゲ神事の真山神社、観光向けの実演も体験できて大満足

見知らぬ街で自分が全く孤独だと気づくことは、世界でもっとも大きな喜びのひとつである。

Freya Stark

 ここ最近連載している秋田旅行、初日の様子については以下のリンクに書きましたので、よろしければご覧ください。

 今日の記事では旅の2日目、せっかく秋田に来たのでとナマハゲ漬けに、真山神社近くで様々体験してきた様子をご紹介します。




温泉旅館の朝食、食べ過ぎには気をつけよう

 男鹿ホテルでの朝食、温泉旅館らしくボリュームがあっていい味だったんですよ。
 ハタハタの一夜干しをはじめ、タコの塩辛やきんぴらごぼうなどご飯にあうオカズが少量ずつ並んでいるので食べ過ぎに注意。陶板にはすき焼きまであったりと、朝早くからこれだけの準備をして頂いていることに感謝しつつ、残さず完食でした。


ナマハゲの本拠地、真山神社には仁王門もある

 本日のナマハゲ巡りのスタートは真山神社、ナマハゲ神事で有名なところ。ブラタモリでもこの真山神社を訪問して、アナウンサーの林田さんが怖がって大騒ぎしていたのが印象的だったなと。
 神社なのに仁王門もあるのは、もともとお寺も併存していたからなんだそうです。
 歓喜天堂(拝殿)は重厚な造りで、後ろにある深い杜から浮き出ているような力強さ。質素ではありながらも、パワーが漲るっているような魅力。 木々の奥には赤神神社と同じく五社堂があり、神楽殿の前には広々とした広場。ここで行われる神事を見てみたいものだなと。
 雰囲気のあるいい神社でした。


多種多様なナマハゲが大集合、その正体は?

 次に行ったのは真山神社から徒歩3分ほどの『なまはげ館』。入館料は550円、男鹿真山伝承館との共通券だと880円でした。
 ここで知ったのは、ナマハゲ ≒ ナモミ剥ぎということ。ナモミというのは囲炉裏で長く暖をとっていると手足にできる低温やけどで、ナマハゲは怠け者を戒めるためこれを包丁で剥ぎ取って桶に入れるんだそう。
 ナマハゲの正体については、「武帝五鬼説」、「異邦人説」、「山の神説」、「修験者説」という4つが紹介されていましたけど、私は「異邦人説」が最もしっくりときたかな。
 ナマハゲ行事は男鹿半島の全域で行われているものの、高齢化によるナマハゲなり手不足、少子化による訪問先の減少で数は減っているんだとか。著名な民俗行事であるナマハゲ、形は多少変えるにしても末永く保存されることを願いたいですね。


ナマハゲのトーク、意外に面白いって知ってました?

 ナマハゲの実演はただ鬼が暴れるだけという印象しかなく、私はかなりの怖がりなので少々ビビリながら『男鹿真山伝承館』に。お客さんは30名ほどいて、まずは「先立さん」という方のお話からスタート、いよいよナマハゲの登場か…
「ウ゛ォーエ゛ー!」
「怠け者はいねがー!」
 大声で叫びながらナマハゲが入ってくると、いい歳した大人の私も結構ビビります。その後は家主とナマハゲとのトーク、この会話はウィットがきいていてなかなか面白かった。ナマハゲもそれなりに話術に長けた方でないと難しいもののようです。
 ナマハゲは酒を飲まされるので、何軒かで交代しないと身体が保たないんだとか。タダ酒が飲めるなんて、私もナマハゲをやってみたくなりました。
 ショーの見物後、秋田名物の「ババヘラ・アイス」。冷たすぎないシャーベットは心地よく喉を潤してくれて美味でした。


 ナマハゲ巡り、いかがでしたでしょうか。期待していたよりもかなり面白いというのが私の印象、この記事に書いた観光はオススメ。
 さて、来週は八郎潟と田沢湖について書きますので、どうぞお楽しみに。

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