【百年ﾆｭｰｽ】1921(大正10)7月13日(水) 映画プロデューサー,ケネス・ウット(Kenneth Utt)が米国ノースカロライナ州で誕生。エロン大学卒。大戦中は陸軍航空隊。帰国後ラジオ俳優,のちプロデューサー。1991『羊たちの沈黙』でアカデミー賞受賞。『フレンチ・コネクション』『フィラデルフィア』等。

映画プロデューサー,ケネス・ウット(Kenneth Utt)が米国ノースカロライナ州で誕生しました。1942年エロン大学を卒業し、オペラ歌手になるためジュリアード音楽院の奨学金を受けましたが、激化する太平洋戦争に際して陸軍航空隊を志願し軍務につきました。

大戦が終了し帰国するとラジオに出演するほか舞台でも活躍する俳優となり、ブロードウェイミュージカルの『回転木馬』に出演しました。また同じくミュージカル『ピーターパン』の制作にも関わるようになりました。

のち映画プロデューサーに転身し、1969『真夜中のカウボーイ』、1971『フレンチ・コネクション』、1973『セブンアップ』、1979『オール・ザット・ジャズ』などを手掛け、1991『羊たちの沈黙』でアカデミー賞作品賞を受賞しました。1993『フィラデルフィア』が製作責任者をつとめた最後の作品となりました。

1994年1月19日にニューヨーク・マンハッタンのマウント・シナイ病院で骨腫瘍によって亡くなりました。享年は72歳でした。