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【百年ニュース】1921(大正10)8月27日(土) 女優の矢口陽子が香港で誕生。本名は黒澤喜代。映画監督黒澤明の妻。1937(昭和12)松竹少女歌劇団入団。1940(昭和15)東宝に移籍し,1944(昭和19)黒澤明監督『一番美しく』に主演,翌年結婚し女優を引退した。長男は映画プロデューサー黒澤久雄。1985没,享年63。

女優の矢口陽子が香港で誕生しました。本名は黒澤喜代。映画監督黒澤明の妻になります。父が日本郵船の社員だった関係で幼少時は海外で過ごします。香港で誕生したあと、上海の小学校を終えて帰国。昭和高等女学校(現在の昭和女子大学附属昭和高等学校)に入学しますが、4年生、17歳のときに、女優の水の江瀧子に憧れて学校を中退し、1937(昭和12)松竹少女歌劇団に入団しました。

1940(昭和15)、19歳の時に東宝に移籍し,1944(昭和19)黒澤明監督の『一番美しく』に主演しました。これは黒澤明の2本目の監督作品でした。黒澤監督の熱烈なアプローチで、翌年ふたりは結婚。明治神宮で挙式を上げました。矢口陽子は女優を引退し、以後は表舞台に出ることはめったになくなりました。

長男は映画プロデューサーの黒澤久雄。長女の黒澤和子は映画意匠デザイナーです。女優の黒澤優、歌手の黒澤萌、また俳優の加藤隆之は孫になります。1985没,享年63。

矢口陽子の唯一の主演作品であります『一番美しく』のポスターの画像を貼り付けておきます。

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