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【百年ニュース】1921(大正10)5月8日(日) 宣教師メリマン・ハリス(Merriman Colbert Harris)が青山学院大学内の居館ハリス館で没,享年75。明治初期から日本に50年以上住み,内村鑑三や新渡戸稲造など日本のクリスチャンに影響を与えた。11日の葬儀では教え子らのほか中橋徳五郎文相ら政府要人も参列。

宣教師メリマン・コルバート・ハリス(Merriman Colbert Harris)が青山学院大学内の居館ハリス館で没しました。享年は75歳でした。ハリスは1846年生まれのオハイオ州出身。南北戦争時には北軍に従軍しました。戦争後、アレゲニー大学を卒業して、フローラ・ベストと結婚いたしました。

1873年(明治6年)アメリカ・メソジスト監督教会の宣教師として妻とともに来日しました。1874年(明治7年)函館に行き、キリスト教を伝えアメリカ合衆国領事も兼ねました。以後日本に50年以上住み,札幌農学校では内村鑑三や新渡戸稲造など初期の日本のクリスチャンに洗礼を授けるなど大きな影響を与えました。

また妻のフローラは『土佐日記』を英訳したことでも知られています。5月11日の葬儀では教え子らのほか中橋徳五郎文相ら政府要人も多数参列しました。妻フローラとメリマン・ハリスの墓は青山墓地にあります。

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メリマン・ハリス

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