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自然ツアー・生きている樹木の姿を眺め、木材のサステナブルを考える・使われている木材がどんな環境でどのように育ったのか知っていますか・子供たちにこそ体験して欲しい

私たちが使う飛騨高山の木材。木材市場に並んでいる原木を見ても、どんな葉をつけ、どんな樹形をしていたかを想像できる人はいません。細かったり、少し曲がったり、節があると、価格が下がってしまうので、輸送費をかけてまで運ぶことはしません。基本、太く、まっすぐな原木のみが並ぶことになります。

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でも、山に入って木を眺めていると、細く、曲がった木が実に多いことに気づきます。私たちが好んで入手する原木たちは、実は特別だったと気づくのです。

実際に原木から見ている私たちでさえ、こんな状態なので、おそらく木製品を手にするだけのお客様には全く想像できないことだと思います。

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大きな木を目の当たりにすると、畏怖の念さえ抱きます。斜面に生える木を眺めると、伐り出すことさえ困難であることもわかるのです。私たちの家具を手にしていただく方には、出来るだけこの自然を体感して欲しいと感じます。

雪のある時期はスノーシュー(西洋かんじき)を履いて、樹木に容易にアプローチできます。私たちの使用する広葉樹の多くは冬季は葉を落とすので、なかなか樹木の同定(生物の分類学上の種類を見極めること)は大変ですが、専門のガイドと私が様々な視点で解説したいと思います。春から秋も様々な表情を見せる樹木。季節を変えて同じ木を見にいくのも楽しいです。

ただ木製品を使うだけではなく、その木が育った環境を知った上で使うという体験は、子供達にこそおすすめ。子供たちは森に入ると実に生き生きします。時期や人数、好みに合わせたツアーを通年にわたりプランニングしますので、興味のある方は、お問い合わせください。

■自然ツアー

・工房のある位山(くらいやま 標高1500mほど)をベースにします

・料金はツアー内容によって異なりますのでお問い合わせください

・宿泊施設のご紹介もいたします

・工房のあるクルミ谷周辺の散策は無料です(石畳の残る古道があります)

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飛騨高山の森林資源を有効に活用するための研究や活動をしています。いただいたサポートは活動費に使わせていただきます。