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「自分のとなりに座ってみたら」寺中有希 著 りょうゆう出版

心が温まるいい本です。


カウンセラーだと、「自分を俯瞰してみてごらん」なんて言いがちですが、寺中さんは、「自分から抜け出して、自分のとなりに座って、自分を見てみたら、」と言います。この後に続く言葉があるのですが、それは、みなさん想像してみてください。


その他、たくさんの、普通だけどなんとなく幸せになる言葉が並んでいます。


例えば:

アフリカンダンスにインスパイアされて生まれた言葉が、「毎日がお祝い!」。

発酵を待つ時間に生まれたのが、「そっと、うごめく」。

それぞれの言葉にはイラストが描かれていて、それが、なんともふんわりしていて、押し付けがましくありません。


残念ながら、著者の寺中さんは、2022年1月12日にガンのため永眠されました。この本の原稿のほとんどが、ガンの再発前に前に書かれたものなのだそうで、2021年の12月には校了も確認されていたのだそうです。急だったのですね。



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