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朝活

2021年9月から起業塾ナチュラルブランディングで私のグループのプランナーだった吉武麻子さん主宰Facebookグループ『5時からのアウトプット朝活』に参加させていただいています。

色々な業種、様々な家庭環境、年令も住まいもバラバラな人たちが5時50分になると一斉にZOOM上で起きてから何をしたかチャットに書き込み、6時までの10分間週4回は麻子さんが、土日水曜日は毎月代わる代わる参加者が担当して読み上げたり、コメントする集まりです。

朝活で○○しますとか、みんなで一緒に何かやるわけではないのですが、なかなか継続が難しい私が続いているのはとても居心地がよいからです。

息子って…

さて、今朝はたまたま参加者のお一人が息子さんの話になったのですが、私も息子の話をしました。というのも、朝活で4:30に起きるのも平気になった私が、今朝起きて風呂場の電気がついていることに気付いて、ドアを開けるとなんと風呂の中に息子が・・・

21才でもう大人ですので、なるべく何も言わないようにしていますが、さすがにこれは危険。それもはじめてではないんです。

4月から大学4年になり、研究室も決まり、課題や様々な活動に忙殺されているのは知っていたものの、さすがに疲労が溜まっているので、気持ちも分からなくはないが、そんな時は風呂ではなく睡眠をとってほしいのです。

怪しいお母さんと変わった家?

母親が東洋医学の専門家だし、自然療法大好きなので恐らく他の家庭に比べると風変わりな子育てをしてきたかもしれません。ですから、彼は野球肘の手術をした時以外に薬というものを飲んだことが一度もありません。今までも何かあればホメオパシーや鍼灸をしてきたのですが、悲しいかな彼の思考は私の思いとは裏腹に西洋医学の方が正しい、お母さんは怪しい、うちは変わっている、普通と違うと反発されます。そして最近は最後に必ず「お母さんのルールを僕に押し付けないで!」と強く言ってくるようになりました。いやいや私のルールではなくて、自然療法的に・・と言い返すこともできません。

自分の家の当たり前

小さい頃は何も疑いを持たずに自分の家のやり方が当たり前と思ってきます。私もそうでした。昭和の時代に私は母を「マミー」と呼び、祖母を「おかあま」と呼んでいたのですが、ある日幼稚園でお友達に「変なの~」と言われ、傷ついた記憶があります。傷ついたのではなく、気付いたという方が正しいかもしれません。あっ、他の家と自分の家って違うんだな。うちは特別なのかもしれないな、と知ったわけです。

家と家の外、内と外、プライベートと公の違いに気づいたころに、子どもは反抗期を迎えますね。赤ちゃんの人見知りも「ママ」と「ママじゃない人」が分かってくると始まります。

息子の場合ですが、人見知りもありましたが、場所見知りがひどくて、はじめての場所に慣れるまでは私にしがみついて、さあ帰ろうという頃になってようやく遊び始めるなんていうのは日常茶飯事でした。

手のかからない子ども?

でもその後はほぼ手のかからない子どもで、丁寧に話せば理解してくれる、おとなしい子でした。いわゆるギャングエイジと呼ばれる小学校3・4年になっても親に反抗することはほぼなく、もしかして私が怖すぎる?とか厳しいのか?と不安になるほどでした。担任の先生がとても素敵な先生で、一人一人の生徒へのきめ細やかな配慮と愛情にとても感動して、信頼していました。その先生にある日「○○(息子)くんは、どこかで思いっきり爆発してほしいわね・・・」と言われたのです。「我慢しているというのではないけれど、もっと自分をさらけだして怒ったり、反抗したり、爆発したり、大人の言う事にたてついたり、そんな時期が子どもの頃にあった方がいいんです。どこかでそういう時期が来ますよ。っていうか来てほしいです。」と。

やっぱりなー、手がかからなさすぎなのは問題なのかと思いました。そして、うちの子きっと反抗期がもうじきくるぞ、とその時を待ちました。

反抗期はいつ?

しかし、なかなか来ませんとでした。いわゆる昭和の「積み木崩し」(知らない人も多いかな・・・)のようなイメージがあったからでしょうが、激しい反抗期を身構えて待っていたんです。でもあいにく(?)そんな日は来ませんでした。

だからといって、なんでもかんでも親の言うなりということはなく、ほどほどに親に反発し、意見を言える子どもに育ちました。大学に入ってからは、度々父親に意見しては口論になることもありましたが、それでも大爆発とまではいかず、小さな反抗を重ねつつ自分らしさをもって育ちました。

とはいえ、今朝の風呂睡眠です。さすがに「危ないよ」と注意したところ、小爆発が!珍しくお怒りモード。今頃反抗期かい?と驚くやら、焦るやら。聞いているととにかく今手一杯で、風呂の正しい時間の入り方とか、入んない方がいいとか言われても聴ける余裕がない!んだそうで、良い意味で外面良くしている分、家での甘えも含めてイライラをぶつけたのだと理解しました。

それでも追い焚きもせずに入り続け、低体温になっていくのは危険だと話し、今後は疲れ切っていたらお風呂には入らないということになり一件落着でした。

おひさまに向かって伸びろー


曲がっても伸びていく

木は遠くから見ると真っ直ぐに見えても、近くで見てみると小枝が生えたり、枝が分かれたり、木肌も同じではないですね。木によっては、途中からぐんと曲がっていますが、基本的にはおひさまに向かって伸びようとしていきます。

伸びたい方向へ向かって伸びていく、そんな木の姿がとても好きです。
人もそれでいいんだと思います。途中ぐんと曲がったって、枝が分かれたって、ごつごつでもつるつるでもいい。好きな方に向かって伸びていけばいい。大人になってから曲がったって構わないですね。

うちの息子の成長も途中に大爆発はなかったけれど、小爆発を起こしつつ、さらに朝まで風呂に浸かっていたけれど、生きていたから良しとします。夜遅くなったら風呂より睡眠を優先しろ、と伝えられましたし・・・。

私も53年分の紆余曲折あってここまで伸びてきました。途中はなかなか自分の好きな方に伸びることはできませんでした。親が良かれと思って敷いたレールに乗っていたからですが、まあそれも振り返ってみれば私には必要だったのだろうと受け入れて、これからも私なりの樹形をつくっていきたい、そんな風に思った朝でした。


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