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「形」から入る

「形」とは「組織図」のことです。

「うちの施設にも組織図ってあるけど壁に貼られたままホコリかぶってる」
という施設もあるかなと思います。

▼所属施設の組織図はこちら(令和4年度バージョン)

ユニット型特養 29床

組織図があるメリットは2つ
①責任と権限がわかる
②僕の頭の中が整理できる


▼責任と権限がわかる


例えば、「入居者Aさんの嚥下(飲み込む力)が悪くなってきたので食事形態を変えたい」とあった場合どのようにして変更していますか?

※上の組織図を前提に話をすすめていきます

所属する施設では、「ユニットリーダーに決定権を持たせる」ようにしています。
#この場合だと看護師にも相談が必要かな
#主任はユニットリーダーと看護師の間を仲介する役

ユニットメンバー1人だけで決めていいでしょうか?
”早さ重視”なら1人で決めるに敵うものはありません。ただ、これをやってしまうと「チームケア」のバランスが崩れてしまいます。
常に誰もがベストな選択ができるのであれば1人で決めるのはアリですが、難しいですよね。

これをユニットリーダーよりさらに上の主任、副主任まで許可が必要になると時間がかかってしまいます。

ユニットメンバーも素人集団ではないのでユニットリーダーまでで決定して実行に移す。
その後に修正が必要だなと思えば修正をしていけばいいのです。

「責任をとらないといけない」となるとユニットリーダーなんてやりたくなくなってしまうので、そこは主任が責任(なんとかする)をとるようにしています。
ここで主任は「これは違うな」と思っても一旦任せるようにすることが大事!
#ここで指摘しちゃうんだよなぁ
#怪我や明らかにサービスが低下することであれば指摘するよ

スピード感(早さ)とチームワーク(やりがい)を考えると「ユニットリーダーに決定権を持たせる(但し責任は主任がとる)」ようすると今のところ良い感じになっている(と思う!)のかな。


▼僕の頭の中が整理できる


僕は地図を上から見ることができません。方向音痴ってやつです(笑)
地図帳があったら進む方向を前にもっていき、ぐるんぐるん地図をまわします。

そんな方向音痴の僕が頭の中で組み立てれるわけありません!
#断言した

視覚として「組織図」があると「ここに権限を持たせると得だな。いやこっちがいいか」と戦略が立てやすいんです。

なので「組織図」は「人」によって変えます。
#所属する会社は年2回異動があるよ

今いる人財を最大限に活かすためには組織図は定期的に変えて(見直す)良いと思います。

もしかしたら誰も「組織図」を見てくれてないかもしれません。
それでもいいんです!
最初から想いなんて届かないんです。

少しずつだけど1対1で話して理解してもらえばいいんです。
#時間かかるけど近道はない

介護チームを率いるあなたの役に立てれば幸いです。

一緒に頑張りましょう!

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