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『よなよなエールがお世話になります』を介護現場に活かしてみる

ほぼ毎日ビール(とはいっても第三のビール)を飲むのですが、最近はたまーに「ちょっとええビール」にハマっています。

近所のスーパーのビール棚をざーっと見ていて変わったラベルだなと『よなよなエール』を手に取りました。

飲んだ瞬間は「んっ⁉柑橘系のビールなのか。そこは求めていないんだよな」でした。
#ビールの知識ゼロ

原材料を見てびっくり!麦芽とホップのみ。あれっオレンジピール入ってないんだ。でもこの柑橘系はなんぞやと思ったのがきっかけで『よなよなエールがお世話になります』を読もうと思いました。
#僕のストレングスファインダー最上位は学習欲

柑橘系の正体はエール酵母です。日本のビールの99%はラガー酵母だそうです。意識せず買って飲んでいたらエール酵母のビールと出会いませんね。

今回はビールのことを書く回ではありません。著者の井手直行さんが行った取り組み(主にチームビルディング)の中で僕が気づいたことや介護現場に活かせるものが”3つ”あったのでそれを掘り下げていきたいと思います。

まず1つ目。【ミッションを掲げる】

井手さんが掲げたミッションは「ビールに味を!人生に幸せを!」でした。

一人ひとり考え方は違います。ビールをたくさんの人の届けたい。ファンを多く作りたい。美味しいビールを作りたいと迷った時はこのミッションを思い出して「これはミョンに沿っているか?」と考えることでチームがバラバラにならずに済むのです。

僕の個人ミッションは「僕の家族を入居させたい施設、僕が入居したい施設、自分が働きたい施設を創ること」

2つ目。【チームビルディングをしている途中で必ず仲が悪くなる時がある】

本の中では井手さんが参加した楽天主催の「チームビルディングプログラム」を会社に持ち帰り実践したことが書かれていました。

①フォーミング(形成期。何となく様子見している)
②ストーミング(混乱期。嵐のようにもめる)
③ノーミング(規範期。穏やかにまとまっていく)
④トランスフォーミング(達成期。一致団結する組織になる)

現在所属している施設(特別養護老人ホーム)は施設立ち上げから丸7年で③の段階に来れたかなと思っています。
#②の時はホント大変だった

こういう時期があるんだとわかることで乗り切れるように思います。特に②は逃げ出したいけど③があるんだ。そのためには仕事も大事だけど、知識も蓄えておかないといけないなと勉強に励むことができます。

3つ目。

「みんなで一致団結し高い山を登るというとき、どうしてもそこを登りたくない人は、残念だけど一緒に歩んでいくことは難しいのだと思います」

18や20歳で初めて社会人として介護の仕事をしていると4~6年くらい経つと「他の仕事にも興味が湧く」時が必ずあります。
この期間で多くの人が別の道を選んでいくのを目にしていきました。
自分自身30歳になるまで3ヶ月ごとに「転職しようかな」と考えていたことは事実です。

介護が嫌で他の業種へいく人。介護は嫌じゃないけど他の業種も経験したい人。給料が安いから他の業種へいく人。様々いました。

どこの業界も人手不足です。もちろん介護業界も。

人手不足にはITやロボットで補うがトレンドになっていますが、ロボットが直接介護ができることはかなり難しく、介護現場にはどうしてもマンパワーが必要です。

ただ、辞めたいのを無理やり説得して残ってもらい、嫌々残って仕事をされてもやる気のあるメンバーに迷惑がかかります。

一緒に山に登ることができない人は「わかった。他の道で頑張って」と送り出すことが良さそうです。
一時、人が少なく大変になるけど素敵な山なら登山しに来てくれる人は来てくれる(はず)。
僕のやることは「素敵な山になるよう毎日できることをコツコツやる」です。

長くなってすみません。

よなよなエールでも呑みながらあなたと語らえる日を楽しみにしています。

一緒に頑張りましょう。


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