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 屋外劇場の舞台の上には役者たちが演じているのが客席の芸人が一人見ていた。
 役者たちはわたしたちが演じているのは屋外劇場に舞台として用意された上で、客席と呼ばれている芸人が、一人芝の上に腰を下ろして眺めた。
 役者たちはわたしたちが、役者たちを舞台の上が演じているこの屋外劇場の下で、芝生に寝そべった芸人だった。芸人は夢を見ているが役者たちは眺められた、演じられた舞台の上で、とわたしたちは喋り、行き交ったこの屋外劇場には周囲へ階段状に観覧席が廻らされており、舞台を頂点として華が開くように造られたこの屋外劇場の、舞台にてまさにわたしたちが今、役者たちは演じつつあるのかと芸人は思った。
 次のような台本が観客のすべてに必ず配られた。

 *

太陽「役者たちは揃いも揃って今まさに演じようとしているではないか?」
月「役者たちは今まさに演じようとしているこの舞台に揃う」
太陽「(一斉に)見よ。くちぐちに下らない科白を」
月「(方々に散ってゆきながら)耳を塞げ! 耳を塞げ!」
太陽「(哄笑)」
月「(散り散りになった内の十分の三が声を殺して泣く)」
太陽「(哄笑)」

 *

 芸人は劇場の観覧席の底に棺が横たえられていた。棺の蓋には十字の印章と古びたレッテルで『眠りはわたしたちを夢見る』と記されていた。役者たちは今から上演される次回公演に向けてリハーサルを行う役者たちを今まさに舞台上で演じていた。

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