若いころから睡眠不足の人は、将来認知症のリスクが高まる
本記事では、若いころから睡眠不足の人は、将来認知症のリスクが高まるというテーマでまとめていきます。
脳には老廃物を排出するシステムがある
脳には、「グリンパティック系」と呼ばれる老廃物を排出するシステムが備わっています。
体内で老廃物を流す「リンパ」と、このシステムを構築する「グリア細胞」を合わせた名前です。
リンパとは?
グリア細胞とは?
いつグリンパティック系が働くか?
昼間も夜も働いているが、最も働くのが夜、睡眠中になります。
深い睡眠が始まると、昼間の10~20倍のスピードで老廃物を排出してくれます。
どうやって掃除しているか?
グリンパティック系は、脳の体液である脳脊髄液の流れで、脳内の掃除を行っているのです。
脳内のグリア細胞は、ノンレム睡眠の間に大きさが60%まで縮むのです。
その結果、細胞間が広がり、脳内の掃除をする脳脊髄液が流れやすくなります。
どんな老廃物が掃除されるか?
掃除される代表的な老廃物が、アミロイドβです。
アミロイドβは、アルツハイマー型認知症との関係が深い老廃物です。
つまり、慢性的に睡眠不足になると、アミロイドβが溜まり続け、アルツハイマー型認知症になる可能性を高めてしまうのです。
まとめ
睡眠中に脳内の老廃物が排出されます。
老廃物の代表であるアミロイドβが蓄積されると、アルツハイマー型認知症のリスクを高めてしまいます。
若い時から慢性的に睡眠不足になると、老廃物がたくさんたまり、健康寿命を短くしてしまいます。
睡眠をしっかりとり、いつまでも健康でいることが大切だと思います。
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参考・引用
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