見出し画像

弱点を強みに



ジャパネットホールディングスの話。

TVショッピングで有名な
ジャパネットですが、
売上構成の高いのは
紙のカタログ誌による販売で
ジャパネットとしては売上構成が
それほど高くない。

TVショッピング部門自体を広告費として
位置付けているそうです。
TVショッピングによって
知名度と信頼感を作り、
カタログ誌の注文に結びつける戦略です。

また、
ジャパネットの商品の価格自体は
Amazonや楽天よりも高く、
価格競争では完全に負けているそうです。

それでも多くの顧客が注文するのは、
「自分から情報を取りに行くのが面倒」
という顧客層が一定数存在し、
そうした人は信頼できる企業の
カタログを見ながら「これで十分」
として注文するそうです。

そうした顧客をメインターゲット
にしてカタログ誌も、
「用途や利用法等を分かりやすく説明する」
という内容にしており、
スマホやネットでわざわざ検索しなくても
良いように紙媒体を活用している
との事でした。


ここでのポイントになるのは
「顧客」という視点です。

顧客が何を求めているのか?
価格なのか美味しさ・品質なのか、
安心感なのか?
それによって商品もサービスも
提供する方法が変わってきます。
ジャパネットがAmazonや楽天と
価格競争をしても勝負は見えており、
その弱点を強みに変えた顧客ニーズの
発掘とビジネスモデルだと感じます。

大事なのは「差別化」という視点で、
他社と同じことを同じ顧客層に提供しても
意味がありません。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?