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不安は続くよどこまでも

新年のご挨拶が遅くなりました。
2024年もよろしくお願い申し上げます。

昨年5月に「毎週投稿」を掲げてしばらく頑張ってみたものの、仕事やプライベートの事情で更新できない状況も長く続きました。
今年からは「毎月更新」にハードルを下げ、心機一転頑張っていこうと思います。
しょうもない文章ばかりですが、長い目でお付き合いいただければ幸いです。

また、今年は元旦から災害や事故が続く年明けとなりました。
被害に遭われた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
今回お送りする文章も、「不安」がテーマです。
しんどくなってしまうようでしたら、無理して読む必要はありません。
ご自身の環境に合わせて楽しんでいただければ幸いです。

それでは、本編へ進みます。
よろしければご覧ください。


1.いつも不安

いつも何かしら不安である。

子どもの頃から、常に何かを恐れて生きてきた。
根拠があるものからないものまで、不安の多さなら誰にも負けないのではないかというくらい心配し続けている。

「今大きな地震が起きたらどうしよう」
「明日の面接、うまくいかなかったらどうしよう」
「今ある仕事が全てなくなってしまったらどうしよう」

お気づきのように、すべて語尾が「どうしよう」である。
何も起きていない時から、最悪の事態を想定して怖くなってしまうのだ。

特に最初の「地震が来たらどうしよう」という悩みは、小学生から今に至るまでずっと頭の中にい続けている。
北海道に移住したのにはいくつも理由があるが、今住んでいる札幌が今後30年以内に大地震が発生する可能性が高い地域から離れていたことも、その一つだった。
とにかく、不測の事態が怖くて仕方ないのである。

不安はフィクションにも及ぶ。
先日『ゴジラ-1.0』を鑑賞した。
予告編で確認できる範囲内でシーンを述べると、人々がゴジラに踏み潰されるなど臨場感がすごかった。
結果、その日の夜は映画の内容を思い出して眠れなくなってしまった。
それだけ出演者や製作陣の熱意がこもった素晴らしい映画とも言えるのだが、相変わらずの怖がりである。

でも、心配性や怖がりで良かったと思うこともある。
心配ゆえ外出の支度は基本的に前日までに済ませるから、忘れ物はほとんどしたことがない。
遅刻が怖くてかなり早い時間に自宅を出ることが多く、待ち合わせに遅れることはまずない。
まめな性格も手伝って、食材や洗剤などの不足品に気付くのも早いため、買い物での取りこぼしも少ない方だと思う。
心配性であることも、悪い面ばかりではないのだ。

2.吉谷流・不安の逃し方

32年心配しすぎ人間として生きてきて、わかってきたことがある。
多分、私のような人間は一生何かを心配し、不安になって生きていくのだ。
それでも、不安なままではできることもできなくなってしまう。
不安を逃す自分なりの方法を見つけることも、私のような人間には重要である。

そんな超心配性人間の私が、どのように不安と付き合っているかをお伝えしてみようと思う。
別にこの通りやれとは微塵も思わない。
やり方は人それぞれ無限にあるはずだし、私は人にやり方を押し付けられるほど自分に自信を持っていないからだ。

①楽しいことを考える

一つ目に挙げたのに、これが一番難しい。
そもそも楽しいことは健康的な時だからこそ考えられるものであって、病的な不安を持っている時はなかなかそっちに気を向けるのが困難なものだ。
それでも、何でも良いから楽しいことを考えられる状況を作るのが大事だと思う。
何も楽しみなことがなければ、とりあえず友達に連絡して予定を作る。
そして、その時自分がすべてを忘れて遊びを楽しんでいる様子をイメージする。
怖くなった時ほど、笑える環境を整えたいと思っている。

②とりあえず歌う

これはよく使う方法である。
もちろん明るい歌限定だが、歌うといくらか気持ちが楽になるような気がする。
口に出して歌えない状況の時は、心の中で歌う。
子どもの頃は、眠れなくなると頭の中でアニメの主題歌などを歌っていた。
不思議と眠くなって、気づいたら寝ていることが多い。
音楽の力は、本当に偉大だと思う。

③とりあえず踊る

これは最近発見した方法である。
不安は頭の中で発生するもので、じっとしていると増えていく。
逆に体を動かすと、不安に意識が向きにくくなるような気がするのだ。
踊りと言っても、きちっとしたものである必要はない。
盆踊りでも良いし、その場で創作したアドリブダンスでも良い。
とにかくヘラヘラしながら、手や足を動かすのだ。
それだけで、気づいたら笑顔になっている。
人間というのは、意外に単純な生き物なのかもしれない。

3.おわりに

こうして文章を書いている今も、不安はある。
でも、不安をなくそうと思わないことも大事なように思うのだ。
心配性であることも一つの個性だし、それで助かることもたくさんある。
自分をどんどん変えていきたいと躍起になると、苦しくなることもあるだろう。
生き急がず、まずは自分が楽しむことを大事にしたい。
不安だろうが楽しかろうが、人生は死ぬまで続くのだから。

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