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成功はすべて「過去のもの」

若い頃に苦労して成し遂げたことは、なかなか忘れ難いものでしょう。そのためについ、「あのときと同じやり方をすれば、うまくいく」という❝幻想❞を抱きがち。それが“年寄りのガンコ”として表れてしまうことがよくあります。
<省略>
誇るべき実績がどれほどあっても、すべては過去のもの。時代が変われば、仕事のやり方もモノ・サービスに求められる価値も、表現方法も、すべてが少しずつ変わってきているのです。むしろ“過去の遺物”は捨て去り、若手の考えや意見に耳を傾け、積極的に取り入れていくべきでしょう。

枡野俊明「小さな悟り」p177 三笠書房

その通り!と実感

まさに後輩指導の際に普段から感じていたこと
自分自身が時代遅れになると感じていたこと
経験から伝えることはあるけれど
成功話や自慢話として伝えても意味はない
何を伝えたいのか、何を受け取ってほしいのか
それも一方的になると伝わらない
若者からも教わる気持ちをもって向き合う
お互いの役に立つ機会になる
そんなことをブログやこのnoteにも書いてきた
どの世界でも共通することなんだなと改めて思う

「資格は最低限」のもの

資格を取ることはゴールではない
資格をもっていることがすごいのではない
資格をとってスタートラインに立てる
資格をどのように活かすのかが大事なこと
資格を持って経験が長いのがすごいのではない
経験から学び時代にあったニーズに応えるのが大事なこと
僕は「精神保健福祉士」という国家資格は持っている
そして更新が必要な「認定精神保健福祉士」でもある
体調を崩し現場をはなれ、現在はかろうじてではあるけれど・・
資格を取った時の知識は今は使い物にならないものも多い
どの資格も一緒だと思う


「温故知新の姿勢」が大事

働いている時に感じたこと
知識を更新していない医師に対しては
古い知識のままで判断して指示してくることに“イラっ”とした時期もあった
けれど、大事なのはお互いに温故知新の気持ちで協力することだと気づいた

◆いずれは若者から時代遅れと思われる人の傾向

・研修受けても意味がないと思う人
・外を見ようとしない人
・今やれているんだから仕事はできると思っている人
・若者に昔話や成功話をする人
・指導するときに聴く時間より話す時間が圧倒的に長い人

長い経験は「それが常識」と勘違いしやすい
医療業界の常識は一般の非常識と気づきにくい
経験が長くなるほど意識しなければ気づきにくくなる
自分も含めて誰もがそうだと思う
先輩の話が長くて時代遅れと思うことが多いとき
若者もウンザリしそうな昔話と思わずに
何が要因でうまくいったんですか?
今の時代だとどこが違うと思いますか?

など質問力で一緒に考察してみたら
先輩後輩お互いの考える機会になるのではないでしょうか

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