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アドバイスを批判と感じる時

テーマのリクエストありがとうございます
今回はテーマのみのリクエストで詳細はありませんが
アドバイスを批判と感じる場面はいろいろ考えられますが
どんな場面でも共通して言えるのではないかな?
と経験を振り返って思うことを書いてみたいと思います

アドバイスも批判も大事な意見

アドバイスは有難い
凹んでしまう批判も実は有難い
僕の考えが及ばなかった意見や
苦手意識からか遠ざけていた考えに対して
向き合うキッカケを作ってくれているのかもしれない
そんな意見をもらった時の対処法がないままでは
どこかで転けてしまうだろう

アドバイスを批判と感じる要因はなんなのか
自己チェックをする必要がある
そのチェックは大きく5つ

1. 伝わっていない 伝え方の見直し
2. 感情的にならない 受け止め方を見直し
3. 目的や全体像が見えていない 一つの意見に囚われすぎない
4. 意見の意図が見えていない 意見の分析や検証を
5. 相手を尊重できていない どこまで尊重するか

批判と受け取った自分の課題

意見を伝えてくれた相手の真意を冷静に受け止められず
ただただ自分の思い通りではない反応や言葉に
「なんで分かってくれないの?」
そんな思いが先行してしまうことは沢山ありました

伝えたことが理解してもらえたのか確認しようとせず
「説明はちゃんとしたんだから、分からない相手の問題でしょ」
と思ってイラっとしている自分がいたりする

あるいは相手や話題に苦手意識があったり
指摘されると自分の意見が間違っていたかもと不安に思ったり

そんな訳で自分に見直した方がいい課題をたくさん見つけた


感情的に発言する相手の課題

明らかに相手が感情的な様子の場合もある
何かにこだわっていたり、受け入れたくない思いがあるのか
その理由を尋ねたり、支障があれば他の案を検討しようと提案しても
冷静さに欠けて論理的に建設的に議論できないと思うことも

感情的な様子を指摘するとエスカレートしてしまったり
相手の立場で考えようと試みても建設的な議論にはならなかったり
論理的に話すのは苦手な方は少なくない
話しているうちに感情的になったり
自分もそのひとりではあるけれど

相手が理解しようとしていないなど強力的でなかったり
不安や不満があって積極的に否定的だったり
そうしたことが態度にも現れ発言は感情的に感じることはある


あうんの呼吸を求めがちな文化

意見を求められると黙ってしまう
人と違う意見を言うのは避けたい、間違っていたくない
そんな雰囲気を感じて育ってきた世代が多いのではないか
自分の考えを述べることに慣れていないのは何故か?
幼い頃から自分の気持ちや意見を言ってしまうと
「黙って言う通りにしろ」「文句を言うな」と注意されて育った
そういう思考回路が頑丈にできあがっていることは間違いない
そして説明を求められたときは上手く気持ちを伝えられない
考えがまとまらないから伝わらなくて感情的になる

学生になり社会に出るようになると
「説明を求めるな」「見て盗め」
「なんでも聞いているようでは一人前にはなれない」
「言葉じゃない、理屈じゃない、感性が大事」

そんなことが普通だと感じる空気があった
今とは真逆な価値が常識という大人は多かった
今の学生や社会人はどう思うだろう

「言葉を介さずに感じとる」「空気を読む」
そういうことが素晴らしいとされ
ディベートやディスカッションする習慣がどこにあっただろう
過去の会議という場は報告会が多かった


否定的な批判?アドバイス?どっち?

相手の気持ちがどこにあるのかわからないけれど
「親しい人はアドバイス」「よく反対意見を言う人は批判」
そういう先入観
が自分の中にあったりして・・イケナイイケナイ
今ではリモートやメールのやり取りもあり得る
言葉、文章から読み取ることが必要と同時に誤解も生じやすい
どんな意図の意見か受け止め方次第で思い込みが生じやすい
批判もアドバイスも受け止め方次第
どちらも貴重な意見なのだと心得よと思っていた
感情的になっている人に課題はあるけれど理由もある
あくまでも冷静に客観的に対処することが肝要です

若い頃は皆んなに賛同してほしかったり認めてもらいたかった
けれどそれは傲慢な考えと気づいて
10人の人に自分の考えを伝えた時
半数は反対するくらい普通にあり得ること
賛成が少数かもしれない、どちらでもないが多いかもしれない
そう思えると
反対する立場もどちらでもない人も必ずいるもので
なぜなのか、どうすれば前に進めるかの準備を考えられる

アドバイスと否定的な批判ではアプローチの注意点は違うけれど
5つのチェックを行なうプロセスは同じだった


5つのチェック

1. 伝え方の見直し

「伝えた」「説明した」は低レベル
熱意はあっても感情的にもなっていないか
交流分析のA↔︎Aの交流で働きかけているか
相手がわかるような説明をしたか、伝え方に工夫があったか
分かりにくいところはなかったか、誤解は生じていないか
どういった言葉が伝わりやすいか
データや図など根拠や視覚的な資料は必要か

2. 受け止め方を見直し

感情的に受け止めていないか
相手に対する自分の偏見はないか
交流分析のA↔︎Aの交流で働きかけているか
相手の立場や考えを尊重して根拠を理解できているか

3. 目的や全体像の再確認

一つの意見に囚われすぎて目的を見失っていないか
全体のプロセスのどこの課題なのか
目的や目標に対する支障や影響がどの程度あるのか

4. 意見の分析や検証

意見の意図が見えるように理解を深め
具体的にどこの何に対する意見で
具体的にどのように問題が生じるのか
周囲の意見、現状、目的などを一緒に整理する

5. 相手をどこまで尊重するか

感情論は避けて冷静な建設的な雰囲気を作る
相手の考えや思いも尊重した上で議論する前提ではあるけれど
自分と相手の立場によってどこまで尊重するかの判断も必要
例えば、自分が管理職の立場の場合
反対の声が多数でも業務遂行しなければならない判断もある
例えば、相手が要支援者の立場の場合
相手を尊重する配慮を最大限に注意しながら関わる必要がある

自己チェックして伝わる努力をしても
なかなか伝わらない場合もある
それでも目的のために誠実な姿勢を崩さないこと

自分も感情を持った人であるからこそ
こうしたチェックを自問自答したり
周囲の意見に耳を傾ける姿勢は大事にしたいと思う


過去の経験からの思うことを書き出してみました
リクエストをいただいた方の意図を汲み取れていればいいのですが
考えを整理するキッカケになれば幸いです

早速コメントをいただきありがとうございます
コメントをいただいて思ったことを少しだけ
furikaeru.meに追記しています

最後までお読みいただきありがとうございます
感想やご意見あれば是非コメントよろしくお願いします

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