『サラリーマンは今すぐ5000万円借りなさい!』  木村拓也

【POINT】
①サラリーマンが安定していた時代は、終わった!老後、万が一の事態に備えて資産形成を本気で考えるべき
②サラリーマンこそ、不動産投資を始めるのに最適な職業
③不動産投資はギャンブルではなく、堅実な投資である


1. 令和のサラリーマンに求められる「生存戦略」とは
終身雇用・年功序列はほぼ崩壊、国の財政も悪化し年金も当てにならない。普通のサラリーマンに貯蓄と年金で老後を心配なく過ごすのはほぼ無理。
日本人は労働以外の収入を良しとしない風潮がある。
『金持ち父さん、貧乏父さん』はベストセラーになったが、投資を実践している人はごくわずか。資産形成をし、不労所得を得ることを真剣に考えるべき。


2. 自分の未来を守ってくれる「資産」の作り方
「フロー」・・・お金の流れ、一定期間にどれだけお金が動いたか
「ストック」・・蓄積、資産とほぼ同義語
フローを生み出すストックをどれだけもっているか。ストックとは、不動産、株式、特許・権利、ビジネスノウハウ、アフィリエイトサイトなど
不動産投資がサラリーマンにおすすめな理由
①時間がかからない。管理会社に任せてしまえる。
②毎月同じ金額の収入が入る
③A.I.に仕事を奪われない、値崩れ・価格競争にならない。
④資産として引き継げる


3. サラリーマンこそ徹底活用すべき「ローン」の話
借金が悪いというのは日本独特の洗脳!資産を形成するにはお金が必要。「お金をかけることで大きなお金を作る」借金はお金を作るための最初の一歩。
サラリーマンはローンが組みやすい。勤続年数=信用。年収の10倍程度まで借りられる。真面目に働いてきたことのご褒美。
ローンは入居者が払ってくれる。はじめは少額から始めステップアップしていく。


4. キムラ式不動産投資法
キムラ式の3つの特徴
①着実に買える②再現性が高い③忙しいサラリーマンでもできる
ネットの情報は信じない。ネットに載っているのは売れ残り物件
年収で最適戦略は変わってくる
300万ー小規模物件から実績作り
500万ー中古一棟から始め複数にステップアップ
700万ー一億円近くのアパートを買うこともできる。
良い不動産業者を見つける。良い業者を見つけるのは難しいが、的確なアドバイスをくれる業者は本物。


【感想】
著者が主張している通り、日本の政財の悪化、会社員としての給料のみの収入というのはここ数年感じ続けていた。
そして、労働以外の収入は悪いこと、あるいはリスクと捉えていた。
しかし、真面目に働いて給料を銀行に貯蓄の方がリスクが高いということが分かってきた。

ローン、不動産投資は悪でもなんでもなく、将来に備えた堅実な資産の形成方法であり、自由な生き方への第一歩だ。

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