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30代半ばのキャリア過渡期(2)

たくさんの営業マンがいる中で、クライアントが、あなたに仕事をまかせる理由は、どこにあるのでしょうか? よく言われる、長い付き合いの中での信頼関係や、数多くの経験に裏付けされたノウハウなどを、30代で身に着けるのは至難の業ですが、30代には、シニアにはない柔軟性と学習力、そして体力と集中力、また、ジュニアにはない実務能力と実績があります。

2人に共通する悩みは、「自分に専門性がない」ということでした。私は、2人の興味関心をヒアリングし、その分野のマーケット予測と社内での位置づけを確認しました。

そして、(転職ではなく)一人には他部署へのインターン研修、一人には新規プロジェクト委員会への加入という形で、専門性の取得をサポートすることにしました。また、本人が専門性を身に着けると同時に、部署内で勉強会を企画させ、学習している内容のアウトプットと、社内での認知「彼はこの分野に強い」を促進しました。

上記のような活動は、半年や1年では、成果は出ませんが、数年経つと会社へ高い貢献をするような実績として、目に見えて表に現れてきます。

本人が輝き、会社も潤うという循環が生まれるのを見ると、本当に嬉しいです。


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