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私の好きな画家

幼いときからイラストというか絵を描くのが好きでしたが芸術とは無縁で、好きな画家という意識もありませんでした。
描くのも漫画の模写が主でしたから。
美術は好きだったので、まあ成績は良いほうでしたが、美術の授業でも特にこの画家が、ということは考えもしませんでした。

専門学校で毎日のように絵に接していたこと、周囲にもそういう意識高い系の人がいたことから、本屋に行って画家の本を手に取るようになりました。
私がそのとき好きになったのはユトリロでした。
ユトリロは寒々しい景色や建物を描く人で、その絵から受ける寒い印象に惹かれたのです。
卒業制作もユトリロでした。
その頃は美術館が好きな友達に付き合って行ったりしていたのですが、私は美術館が苦手でした。

美術館で絵を見ると理解しなくてはいけないと思ってしまい、精神的に疲れてしまうのです。
今でも、絵は画集で見るに限ると思っています。

ユトリロは今でも好きですが、それからはホッパーやらクリムトが好きになりました。
多分、光の表現が好きなのだと思います。
モネも好きです。
モネは自分の妻が亡くなる際にその時の妻の顔を描いた画家として有名です。
妻の死に直面しながらも、移り変わる妻の顔色を絵に残したのです。

このように好きな画家は何人かいますが、自分のイラストには一切影響はありません。
画材の違いやアナログやデジタルの違いがあるせいもありますが、私自身は、その画家のようになりたいという気持ちがないからです。
私はすぐに影響を受けてしまうところがあるのですが、夢中になって全てを受け入れるというところがないのです。

だから推しのために活動をするとか、好きなアイドルに夢中になるとか、そういう人たちがちょっと羨ましいという気持ちがあります。
若いときからそうでしたが、もし、これからそうなることがあったら、それはそれで楽しいだろうな、とも思います。

全然関係のない話ですが、今リビングにある机がもう15年以上使っているものなので、別な使いやすい机を自分で作ってみたいと思っています。
もし、作ることができたら報告します。


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