闘病に関して

今回はバスケの話題とは少し違います。ただ、最近は色々な方々とのご縁でお世話になっており、それが巡り巡って色々な所で繋がっているという不思議な縁の旅が続いており、本当に感謝しております。その上で、体調不良で急にバスケの試合に行けなくなったり、ツイッターでの投稿頻度が急にパタリと止まる事が多くて、申し訳ないと思う所なので、一度、自分の病歴について簡単にまとめて置こうかなと。これに関しては理解して欲しいという意図や配慮して欲しいという意図はありません。単純に僕という人間の好不調の波がある理由について淡々と述べて行くものであり、今後、それが面倒だなぁと思う方は全然今後の付き合い方について考えて下さって大丈夫です。世の中にはそういう人もいるくらいの感覚で思って貰えれば大丈夫です。


うつ病(持続性抑うつ障害)

現代を生きる皆さんにとってはもう説明もいらないかもしれません。端的に言えばうつ病です。うつ病と言ってもうつ状態とか抑うつ状態とか病態を示す言葉とか具体的に○○障害みたいな言葉を示すものがあるのでその辺はややこしいので割愛しますが、ありていに言えばうつ病です。一応、診断名としては持続性抑うつ障害になります。※医師やその時の状態によって診断名が変わる事はあります。

うつ病になってからもうかれこれ16年くらいになります。それまで色々あった事は割愛しますが、自分でも今となって健康だった時の自分がどんなだったか思い出せないくらいになっていて、中々、これは辛いものです。また、自分が病気であるという事を受け入れて、治療と向き合うのに5年以上はかかったように思います。それだけ、自分の病気を受け入れて向き合う事は難しい事です。

更に転機となったのは“精神障害者保健福祉手帳”を取得した事です。こちらについては8年前くらいになるかなと思います。手帳を取得するメリットは当然あります経済的な面では特に大きいです。それに関しては割愛しますが、やはり、健常者として長らく生きて来たのである日障害者になる事に関して違和感がありました。

抵抗感があった訳ではありません。それを言うと差別的だと指摘されかねません。しかし、手帳を取得したからと言ってすぐに自分が障害者であると受け止めるのもまた難しい事でした。そもそも、自分より大変な障害をお持ちの方がいるのに自分が取得して疾病利得ではないですが、社会的に援助を受けることに対しての後ろめたさもありました。別に悪い事をしている訳ではありませんが、精神障害者になられた方でこのように思われる方も少なくないと思います。

身体障害者や知的障害者の方々と比べて外見上は普通に見えてしまいがちなので、都合の良い時だけ障害者面しているように思えてしまいましてね。それ自体が認知の歪みであり、勝手な僕の間違えた解釈なのですが、中々、この強烈な呪縛から逃れるのは難しい事ですし、今でもそう思える事はあります。


障害者として働く事の意味

世の中には色々な意見があります。極論を言えば「障害基礎年金貰ってそのまま社会に出ずに暮らしておいてくれ」という意見も残念ながらあります。言わんとしている事も理解出来なくはないです。実際に、今の会社で色々な障害を持っている方と仕事をしていると常に困難にぶち当たります。そして、それに追われるのは常に現場です。法定雇用率の問題などで色々と上が苦労している事情も理解は出来ますが、現場はそうもいきません。僕も含めて障害者の人と共生して働く環境作りをして行かないと中々成り立ちません。そういう意味においては極論を言う人の意見も理解は出来ます。

しかし、一人の人間としての尊厳などを考えた時に、障害基礎年金などを貰って社会と隔絶された世界で閉ざされて生きるのは孤独感を深めて、どんどんと人生の意義を見失って行きます。私、自身はそう思っています。そういう期間も実際ありました。

そして、今の職場で働いている他の障害者の方々を見ていると、社会と関わる事によって喜びを見出す事を感じている人は非常に多と思います。健常者の方の感覚で言えば「社会保険料を払って税金払っていい所がない」という感覚は持っていて当然ですし、僕もアホくさいと思っています。でも、反面で被扶養家族等から外れて自分が被保険者本人になる事は我々の自尊心や自己肯定感を大きくブチあげてくれる要因の一つです。

そういう意味においては「障害者は年金貰って静かに暮らしていればいい」という一部の意見には賛成しません。理解は示しますが、それがいかに孤独で辛い事かを彼らは理解していないのです。これは僕が当事者だから言える事です。

かつてホリエモンが炎上した事があります。私は、この意見には真っ向から反対します。障害者と言えども働かないと生きていけません。一部の資産家の方々は除いて。それに関して、やり方を考えた方がいいと言うのであればそれを彼自身が提示すべきであり、それが出来ないのであれば非常に無責任な発言であり、今でもこの無責任な発言をした事については容認出来るものではありません。現場目線では確かに効率性や能動率は大事ですけど、彼ほどの人間がそれを言う事にガッカリでしかありません。


今後の生き方について

多くの人に支えられて、今の僕がいます。調子が悪い時でも色々と察して頂いて本当に感謝しています。すぐにお返事できなかったり、申し訳なく思います。ただ、僕自身も体調の波をコントロールするよう努めていますが、いつ不調になるか予測するのが難しい病気です。「昨日、一昨日調子良かったのに、何でいきなり音信不通になるの?」とか「なんで急に調子悪くなるの?」と思われるかもしれませんが、本当にそればかりはすみません。

何かしらDMなどで大事なやりとりをしている最中に関してはツイッターなどに顔を出しますが、そうでない時に急に途切れる事は正直ままあります。でも、それに関してはあまり気にしないで頂けたらと思います。決して皆さんが嫌いとかそういう訳ではないです。僕自身で調子が悪いのでネットから離れようとか、浮上する元気や気力がないとか、単純に体調が悪いとかそれだけでそれ以外の他意はないです。

それでも今後もお付き合いして頂けるのであればよろしくお願いします。改めてこの場をお借りして皆さんには感謝いたします。

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