シェア
芳川
2024年7月10日 23:17
制作記録も第10回となりました。支持体制作を始めて16か月。(一か月に12時間程度作業を行っています)やっと背景の下描きにかかれました。●背景のモチーフを金箔地に直描きするはじめて金箔(金属)の上に直接描くので、師匠の井上先生にいろんな工夫を教えていただきました。●不透明色(白地)の上に色をおいていく透明色でも不透明色でもいったん定着させられるように下書きをチタニウムホワイトで起
2024年5月17日 09:14
半年前から初めて石膏ボードつくったり、下地を磨いたり、箔を貼っていたり、下地色塗ってたり、長い長い下積みが終わりまして、やっと作品の最終段階「固有色を彩色する」段階となりました。この制作過程の中では「次の作業をするタイミング」の重要なものがあり、それを把握するのが難しかったです。長かった…。加州清光 極 っぽくなってきました。
2023年12月14日 00:32
2023 12/13(水)今日は、朝から一日アトリエで作業をしました。この技法、クリアな発色と堅牢な画面を作ることができる古典技法なのですが、テンペラ絵の具(卵の黄身をメディウムにした絵の具)に延伸性が無いためハッチング(細長い点描)を塗り重ねながら描きます。6時間描きこみましたが、テンペラ絵画は点描での描写なので、時間がかかり、まだ図像の完成には遠いようです。 絵の具と技法の特徴によ
2023年7月12日 23:59
制作時間がかかりすぎて自分も何やってるのか忘れそうになってきています^_^今日はカーボンでトレースした下絵をイエローオーカーの水彩絵の具でなぞって下書きを完成させたのち、金箔を貼るための下地として赤茶の砥粉を膠水で解いて3回ほど塗り重ねて整えました。石膏ボードに空いた細かな凹凸や穴を粒子の細かい砥粉でさらに埋めることによって表面の滑性をたかめています。テンペラの箔は滑性の高い表面に張り、
2023年5月19日 09:44
前回までは、支持体である石膏パネルの制作手順について記録しましたが、今回は描かれる図像の制作プロセスについてになります。絵画は、下書きを作ってイメージを再現するタイプと、即興性を重んじ、下書きのようなものは作らず、そもそも描きたいものも決めないで描き始めるライヴ感重視のもののグラデーションですが、この、テンペラ画については日本画同様に下書きを制作してからそれを再現するような制作過程をとることが