インフレと政府

ウクライナ侵攻が始まって以降、墺でも光熱費、生活必需品、家賃の高騰が始まっている。これは世界中でどこも影響を受けているに違いないけれど、問題は政府がどのようにこの状況に対処するかということだ。墺の場合、このインフラを緩和するために最大合計で1000ユーロの支援が決まった。

個人的に僕が受け取ることができるのは、光熱費の支払いに充てることができるエネルギーボーナス150ユーロと、気候変動ボーナス100ユーロだと思う。どちらも現時点では受け取っていないので、もしかすると少し支援内容が変わるかもしれないけど、エネルギーボーナスの場合は郵便(?)でクーポンが送られてきて、光熱費の支払いだけに使えるというやや面倒な感じになってるらしいが、ないよりは全然マシだと思うし有り難く受け取ろう。気候変動ボーナスに関しては、都市ごとにランクがあってウィーンの場合は100ユーロ。これは自動車を使うのをなるべく減らして、二酸化炭素排出の少ない公共交通機関に切り替えようということだけども、どちらもありがたいけども、たぶんこれでは今の物価の高騰には追いつかないじゃないかというのが実際の感じだ。友人でも、ああ家賃が値上げされてしまった(そんなことが法的にできるのか知らんけど)、ああ電気ガス代が2倍になってしまった(そんなことが法的にできるのか知らんけど)というのを何回も聞いた。幸いにも僕のところは、大家から値上げの連絡や光熱費の値上げの通知もないので、もしかするともうすぐ来るのかもしれないとヒヤヒヤしているだけだ。

困ったことに、当然なのだけどロシア宛てのすべての郵便物も停止されていて、今日モスクワに手紙を送ろうと思って郵便局に行ったら、突き返されてしまった。こういうことは頭で理解しても、実際に戦争が影響を与える影響を体感するのは違うものだ。


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