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指導者として「学習者」の立場を忘れない生涯学習【Aflevering.69】

 1日1日を大切に生きるために始めた「毎日アウトプットする」という習慣も1ヶ月続けることができました。
 1日30分のランニングと1単元分のオランダ語学習、そしてこの毎日のアウトプットを何とか継続できています。
 これまで、何かを続けることが苦手だった私ですが、1ヶ月継続してみて感じたことを記しておきたいと思います。

「マインドフルネス」の状態で充実感を感じる

 毎日のアウトプットは私にとってとてもありがたい機会です。考えていることを言葉に表すことで、頭の中がスッキリします。

 私の頭の中を巡っているいろんなものを捕まえて、一つ一つを丁寧に吟味している感覚です。日常は、仕事や家事、育児などで1日があっという間に過ぎてしまいます。
 しかし、ランニングや文章を書くことにだけに集中することで、意識を未来や過去から引き戻し、その瞬間を生きることができます。

 「今、この瞬間」に集中することによってストレスの軽減や集中力を高めることができると言われており、「マインドフルネス」という言葉でよく紹介されています。

「思考する習慣」が少し身についた

 ここ1ヶ月間の最も大きな変化といえば、ふと思いついたことをメモする習慣がついたことです。
 また、思考している自分を意識することによって、考えていることが別の考えていることに結びついたりすることがあります。
 例えば、オランダ語の勉強をしている時に授業のアイデアを思いついたり、ランニングをしている時に娘と今度やってみたい遊びを思いついたりするようになりました。
 1つのことをじっと考えがちだった私ですが、いろんなところに思考を巡らせることによって、思考そのものが整理されていくように感じます。

アウトプットが誰かの役に立ったと感じる「幸福感」

 私は、主に日本語教室やオランダ生活、さらには教育や自分が読んだ本についてのアウトプットをしています。
 noteを利用している他のユーザーの方から、日本語教室の授業アイデアが「役に立った」とコメントをいただいたり、高校教員時代の生徒が私のオランダ生活の記事を読んで、「自分も頑張ろうと思いました」などのメッセージを送ってくれたことが何度かありました。

 自分の日々を大切にする行動が、誰かの役に立てていると感じられるのはとても幸せなことです。

毎日続けることの価値を見失わないために必要なことは、、、?「指導者」であっても「学習者」の立場を忘れない

  これまで何かを新しく始める時には、最初はそれが新鮮な感覚があるので、ある一定の期間は続けることができていました。
 しかし、その習慣に慣れてしまうと、新しく始めたことそれ自体が「やらなければならないもの」となり、タスク化してしまいます
 そして、新しく始めたことを続けること自体が目的となってしまい、それがストレスとなって逆に自分を縛り付けることになります。
 最後には、新しいことを始める前の自分に戻ってしまうという経験を何度もしてきました。

 そのため、継続することにいつストレスを感じるのかは分かりませんが、「何のために続けるのか、これを続けた自分がどうなりたいのか」という、私がいつも日本語学習のサポーターとして学習者に投げかけてきた問いを自分に投げかけていきたいと思います。
 つまり、日本語学習においては指導者の立場になる私ですが、授業方法や自分の健康管理、語学の立場では学習者であるということです。
 続けることの大変さを忘れず、学習者に寄り添える指導者でありたいと思うので、学習者の気持ちを忘れないようにしていきたいです。

 セルフコーチングの視点は、持ったことはありませんが、またこれからもチャレンジしていきたいと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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