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私が高校卒業後にイギリス学部留学してエジプト学の学位を取得してきた話 #7

エジプト旅行の後半です。
カバー写真はエジプトで撮ったスフィンクスポーズの野犬。
エジプト旅行編の前回はこちら。
(先日ちょうどタイムリーに「世界ふしぎ発見!」の1501回放送で久しぶりにエジプトの映像を観ました。)


ルクソールで泊まったホテルは現地基準で三ツ星くらいの評価で、部屋は綺麗でベッドもふかふかだったし、トイレ・バスも清潔でした。首都なので生活する人がたくさんいるカイロよりも、観光地としての側面が強いからかもしれないですね。

朝食は屋上で簡易なビュッフェスタイル。オムレツはチーズとマッシュルームとトマトから選んで、その場で調理してくれました。

ベッドメイキングの人がシャレで毎回こういうことしてくる。ナイル川といえばワニ(?)ということで記念写真を撮っていたようです。


下の写真はエジプトにもだいぶ慣れてきて、ルクソール市内を散策した時に「コシャリ」が売られているのを発見して購入した時のものです。

コシャリはエジプトの国民食で、私が購入したのも食堂みたいな感じのところでした。ただ現地基準の衛生度だったらしく、食べた後から3日間ほど酷い赤痢に見舞われました・・・。調子に乗った罰ですね。


エジプト旅行の本編ですが、また別の日には石切場の跡まで行って、オベリスクを切り出す途中で断念した遺跡を観てきました。

こうした石材はナイル川上流の地域にあるので、船を使って運んだようです。必然的に町は川沿いにあり、港も整備されていたと考えられています。


他にもルクソールからアスワンまでバスで向かい、アスワンダムまで来ると、今度は観光船(小さなボート)でナイル川を進んでフィラエ神殿(Philae)のある島に向かいました。

風化されているもののナイル川に浮かぶ島にあったためか、人為的なダメージは少なめで、そもそも建造されたのがエジプト文明末期のプトレマイオス朝(紀元後4世紀から5世紀頃)だったので神殿として全体的によく保存されています。アスワンダムが作られた時に移設されているそうなので、整っているのがその結果でもあると思います。

フィラエ神殿は全体的にこじんまりとしているので、見て回るのに時間がかかるところではないのですが、個人的に注目して欲しい、フィラエ神殿で一番好きなところは柱のデザインです。

古代エジプトの神殿の柱は「パピルス」を象った同じデザインのもので構成されるのですが、フィラエ神殿の柱は全てデザインが異なっているのが面白いですね。

この時代のさらに後になると原始キリスト教の流れを汲んでいるコプト教会というキリスト教の宗派が中心となっていきます。下の写真はフィラエ神殿の柱の一部が削られて十字架を彫り直されている箇所です。


そしてフィラエ神殿の後はそのままアブシンベル神殿にも行ってきました。こちらもダム建設で移設されたので、綺麗に整っています

こちらはアブシンベル神殿。

それでこちらがアブシンベル神殿。

どちらも巨大ですが、確かに大神殿はスケール感が違いますね。


一緒に回っていた先輩学生に大神殿の前で写真撮ってもらいました。
(謎の直立不動)


アブシンベルからアスワンまで戻って、カイロまで飛行機で一気に戻りました。カイロに戻ったら、お待ちかね、ツタンカーメン王のマスクも展示されているエジプト博物館です。

なかなか写真では見えることが無いですが、マスクの背中側にヒエログリフが刻まれているのも確認することができました。写真NGって言われて撮らなかったけど、撮ってる人かなりいたな・・・。

博物館は回りきれないくらいの広さと人だかりでした。いま大エジプト博物館の開館に向けて頑張っているようなので、ツタンカーメン関連の展示が観たい方は少し待ってそちらへ行ったほうが良さそうです。


旅の最後はハン・ハリーリ市場でお土産ハンティング。エジプトでは、交渉するのも一種の楽しみだと思わないと、法外な金額を吹っ掛けられて終わっちゃいます。ギザの大ピラミッドへ行った時にこのオジさんに謎のガイド料を取られそうになったのも、今となっては良い思い出。(この写真は本人が撮れ!とうるさいので撮ったものに加工してあります)

約1週間のエジプト滞在でエジプト人の商人気質は掴めていたので、香水瓶とかを強気で値切ってきました。まぁ結果から言うと妥当な金額(小瓶1つあたり100円)になったんですが、交渉する楽しさがありましたね。

だいぶ朧げになってしまっていてサクサクっと進んでしまいましたが、10日間の弾丸ツアーは価値がありました。またエジプトに行ける日が来たら、またナイル川沿いに進みたいな。



【告知】イギリス留学するまでに、それから留学中にも取り組んでいた、英語学習法を有料ノートで公開しています。一部は見れるようにしていますので是非ご覧ください。


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