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「夜の街」ってなんなのよ?

怒ってるからヘッダーがケーキです。今日はバイトがあるから焼けないんだけどね。くう~~~~

こんにちは。Amyです。私が怒るとケーキを焼くって話もいつかしたいな。今回は私が「夜の街」という言葉が大嫌いだというだけの話。

コロナ関連のニュースで「夜の街」ってワードをよく聞くのだけど、何とも言えない気持ち悪さを感じる。まず、「朝のニュースでキャバクラとかホストとか言うと刺激強いからキレイに言い換えてあげた🥰」みたいな押し付けがましさがいけすかない。っていうか、「夜の街」もなにも歌舞伎町も錦糸町も昼夜関係なくあるでしょうが。施設があるってだけじゃなくて、人がいて、生活がある。生活のためにやってくる人がいる。働いてる人も仕事のストレスから逃げてやってくるお客さんも、男同士のコミュニケーションのために来る人も(これについてはどうなの?と思うけど、また別の話)。

「夜の街」って、都合よくそこにいる人たちの生活をないもののようにする言葉だと思う。「夜」にだけ出現する、煌びやかで心地よくて苛烈な、表沙汰にできない欲望でできた街。そこにいる人たちは崇拝の対象であったり、軽蔑の対象であったりする。彼ら彼女らの「生活」は夢を壊すものでしかないから想像しない、考えない。百歩譲って、そこでの楽しみを享受している間はそれでいいだろう。だからといって、疫病対策にその考えを持ち込むのは反則だ。馬鹿にしすぎじゃないか。「自分には手に負えないから」と日常に持ち込めない莫大な欲望をその街に押し付けておいて、「お昼の人だからわかりまちぇん🥺夜の街こわい🥺ぴえん🥺🥺」はないでしょ。そうやって「取り締まる」口実を作り、人としての尊厳を蔑ろにする「夜の街」という言葉を私は許せない。言葉というか、「夜の街」に対する政治家やメディアや偉めの大人たちのナメた態度全般を軽蔑する。それを鵜呑みにする人たちに対して戸惑う。(「関係ないやつが知ったような口きくな」って言われたらそれまでなんだけどね…私としては、若い女である以上そこで働く可能性もなくはないし、関係ないことはないと思っている)
いい歳した大人たちがどうして何の疑いも持たずにこんな言葉を使えるのか、本当にわからない。ふざけないでほしい。

「夜の街」についての怒りを書いたけど、演劇も「よくわからない」「役に立たない」から見捨てられがちだったよな、とまた怒りが湧いてきた。多分書き始めるとキリがないので稿を改めて、別の機会に。とりあえず、昨日ZOOMで話した友達の言葉を添えて。

役に立たないものを切り捨てた先はディストピアだよ。

彼の、こういうことをさらっと言えるところがとても好き。

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