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俺と師匠の情熱seitai life season2 全身関節編 17

毎月行われる東京、自由ヶ丘「ソレシカ」コトー先生の整体セミナー。

4月のセミナーまでの間は少し間が空いた。たいした日数ではないのだが、1ヶ月を超えてくると様々な不安や事件が沢山起きる。

そんな時に先生はなんとニューヨークw

仕事をこなしつつマディソンスクエアでの「KISS」のLive!つい先日メールでやりとりしていたらポールスタンレーに肩を抱かれている写真が!(◎_◎;)

壁の背景のわりには腕がリアルすぎる。珍しく思考回路が停止する。

先生からの返信「本物に決まってんだろー💢」余計に混乱する、マディソンスクエア?関係者?どういうコトだ?スーパーロックスターだぞ?

なんと先生は最前列で観ていたらしい。俺は世代的にKISSはよく知らないがとんでもないコトなのは解る。最前列のチケットはLive前にメンバーと写真が撮れる権利がついているらしい。

規格外のスケールや出来事をサラッと話す先生に俺の1ヶ月間の悩みや迷い、鈍化する感性への焦りは吹き飛んだ!

先生は写真が上手で場面の切り取り方がリアルで何気ない日常の風景を一風変わった角度から撮っているのだが、パッと見た時に感じさせない。

先生の施術にも似たようなことを感じることがある。ニューヨークには行ってみたいと思ったことが一度もなかった俺の感性を刺激する。

エースホテルというホテルの写真がなにか異様に惹きつけるものがあった。ミッドセンチュリーなアンティーク家具とそこに溶け込むカフェの写真に行ったこともないのにノスタルジーを感じる。

頭の中で思考、思い出といった回転するレコードプレイヤーが思い浮かび、針を落とす。

たぶん映画「ゴースト」

90年代の名作。この映画には沢山の思い出がある。昔の彼女のことや母親とのこと。数十分間、俺の頭の中のレコードは回転を止めずに回っていた。

映画の中でしか見ていなかった世界をこの目で見てみたい。なんなんだこの感情は?

つづく。

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