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佳野
2022年8月1日 21:30
国道112号線を走る。視線の先には太陽の光に照らされた青がどこまでも広がっていた。頬を撫でる風は少し痛いくらいで、茅尋の背中の温度に妙に安心感を感じるのはきっと冬の寒さのせいだ。駐車場にバイクを停めて、近くにあった自販機に百円玉を二枚落とす。ボタンを押すとガコンという音がして、私は二人分の缶飲料を取り出した。プルタブを開けて口に含むとカフェオレのほろ苦さが口に広がって吐き出した息がほわっと白