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【新刊案内】エッセイ集「わけのわからない人を目指して」

【概要】

吉村ジョナサンの16作目のエッセイ集。

【収録作品】

  • 悲劇に疲れたらこの国を去ろう

  • 鈴木健と成田悠輔の対談について

  • 心理学を学ぶ意義

  • 朝に目が覚める

  • 自分にとって「推し」とは何なのか

  • なんとかかんとか毎日を過ごしております

  • 【楽曲解説】Suite for Xylophone Trio No.2

  • わけのわからない人を目指して

  • 真剣にセフレを探し始めた話

【「わけのわからない人を目指して」より】 

 僕は、「わけのわからない人」と評価されると、嬉しくなる。いろんなことをやっていて、かつ、それぞれがよくわからないことだから、時々そのように評価される。

 今日は、初めてお会いした方からは「どういう人だろうという分からなさが興味でもありました」というありがたいお言葉をいただき、親しい(と思っている)バーのマスターからは、「手を広げすぎてよくわからない」と言われてほくそえんだ。

 まず、第一に、いろんなことをやっているということがある。活動内容だけでも、エッセイ、詩、教育活動、ポッドキャスト、木琴、抽象画、舞踏、作曲と様々。それに加え、教員としても、高等学校から始まり、塾や少年院、日本語学校と、どうもまとまりに欠けるような気もする。肩書きにしたら、いくつあるのかわからない。

 だが、当人としては全てがゆるやかにつながっているものであり、全てが自分のたたずまいの一つだ。一人の人間を多面的に切り取ったにすぎない。その中心にある僕は僕でしかなく、それらが別々に存在するわけではない。そこに通底する思想や思考、クセや好みははっきりしているし、どれも自分らしいなと思っている。そのどれもが、気負うほどのものではなく、専一に磨くものではない。おそらく中心にあるのは教育で、教育とはある種のたたずまいだと思うので、それが表現されただけなのだ。(続く)

【Jonathan Yoshimura/Daiki Kohara】

・吉村ジョナサン/古原大樹 1984年生まれ 東京都在住 He/Him
・山形大学教育学部卒業、東京福祉大学心理学部(通信)3年次
・私立高校に13年勤務。その後、学習塾、少年院、日本語学校などで勤務 教師歴16年
・エッセイスト、詩人、教育家(吉村ジョナサン名義)
・即興卓上木琴奏者、抽象画家、舞踏家、作曲家(Daiki Kohara名義)

【Writing/執筆活動】

エッセイ、詩を日々noteで更新している。エッセイは教育、健康、福祉、芸術と多方面にわたっており、作家の飾らぬ姿勢が見える。文体は意図的に雑多であり、一人称すら安定しないことがある。時期によって長さや表現も違っており、日々模索を続けている。詩はストーリー性のあるものから言葉遊びのようなものまで様々である。非常に多義的に観察できる作品が多い。

【Educational activities/教育活動】

ポッドキャストでは「吉村ジョナサンの高校古典講義」として、高校で勉強する古典について簡単に振り返ることができる番組を制作している。また、古典文法書『50分で読める高校古典文法』『10分で読める高校古典文法』『指導者のための小論文の教え方』を出版。instagramでは「高校古典ミニ講義」を公開中。

【Expressive activity/表現活動】

10歳から打楽器を始め、その後、吹奏楽や管弦楽、室内楽、合唱に親しむ。紆余曲折を経て、フリーインプロビゼーションに親しむようになり、35歳で卓上木琴による即興演奏をYouTubeに公開し始める。現在800本以上の動画をアップしている。世界中の人に卓上木琴を親しんでもらえる日を目指して活動している。主な使用楽器はKOROGIの卓上木琴。主にYou Tubeを中心に活動を発表している。

抽象画家としても作品を発表しており、国内外で評価されている。キャンバスの作品もあるが、その多くはポストカードサイズの紙に、ポスカで彩色したものである。素朴な素材を用いながら、多様な表現が描き出される。幼少期から絵画に親しみ、10代から美術館に通う。36歳になって表現活動を始める。主にinstagramを中心に活動を発表している。

舞踏家として映像作品が発表されている。舞踏は即興的に行われる。どこかコミカルな動きの中に、土俗的な空気が感じられる。音楽もない中で即興的に踊られたものに、主に自身の即興演奏を後で重ねた動画を公開している。中学生の頃から吹奏楽の演奏会で踊るなどダンスに親しむ。土俗的な音楽や舞踊に惹かれ、伝統芸能やコンテンポラリーダンスに親しむようになる。その後、37歳のある日に突然、踊り始める。主にYou Tubeを中心に活動を発表している。

【Composition activity/作曲活動】

高校生の頃から作曲に親しみ、これまでに打楽器練習曲、打楽器アンサンブル曲、吹奏楽曲、ピアノ曲などを作曲。数年間の沈黙の後、三つの打楽器を用いた打楽器アンサンブル・プロジェクト「Suite for Xylophone Trio」を開始。You Tubeで作品を公開している。木琴を中心とした教育的な曲を発表している。『Suite for Xylophone Trio No.1 』『Suite for Xylophone Trio No.2』の楽譜も販売中。

【Book design/本のデザイン】

書籍は本が苦手な人でも読みやすいよう、文字が大きく、全体の文章量も控えめに設定されている。概ね100ページ程度に調整されており、ふとした時間に読み切れるようになっている。ほとんどがA5サイズで持ち運びにぴったり。電子書籍でも読めるほか、kindle unlimitedでも読むことができる。

【エッセイ集】

『わけのわからない人を目指して』(2023)
『孤軍奮闘水を得た魚』(2022)
『教師としての限界』(2022)
『みんなご自愛』(2022)
『踊ってみた人』(2022)
『表現者と肩書き』(2022)
『なんとなく何もできない』(2022)
『やりすごす日々』(2022)
『表現を出しつくす』(2022)
『違和と共存』(2021)
『都会の空』(2021)
『即興演奏という語り』(2021)
『香りのある生活』(2021)
『受験生らしくなくっていい』(2021)
『知の教育』(2021)
『睡眠随想集』(2021)

【詩集】

『世界』(2022)
『地平線』(2021)
『宇宙の本』(2021)
『アロマ詩集』(2021)

【画集】

『DAIKI KOHARA ART WORKS 2022』(2023)
『TABLE』(2022)
『TIME』(2022)
『FLOWERS』(2022)
『CAPACITIES』(2021)
『SCRAMBLE』(2021)
『BALANCE』(2021)
『Marine Sleep』(2021)
『CRYSTAL to RISK』(2021)
『三行詩とポストカード』(2021)
『A to Z』(2021)

【学習書】

『10分で読める高校古典文法』(2023)
『指導者のための小論文の教え方』(2023)
『50分で読める高校古典文法』(2021)

【写真集】

『MONOLOGUE』(2022)
『SOLID』(2021)

【楽譜】

『Suite for Xylophone Trio No.2』(2023)
『Suite for Xylophone Trio No.1』(2022)

【その他】

『吉村ジョナサンって、何者?2022』」(2022)作品目録
『吉村ジョナサンって、何者?』(2021)作品目録

【公式サイト】


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