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吉村ジョナサン(作家)
2024年2月10日 23:47
なまなかにあえいだ夜の終わりに夜明けに見えたのは電灯の影苦しみは個人のもので苦しみは私のもので誰にも分かち合えないシャワーを浴びながら思考はループするあれをこうしてそれはああだからそれもあったよ生産性のない後悔と儚い展望思考ゲームの中で囚われた娘は二度とこの場には現れない膨大な本に囲まれてゴマをする自己啓発本と媚びへつらう画本の間で風景写真集が闊歩している