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セミの会話が聞こえてきたら

「なあ、知ってるか?」
「ん、なに?」
「なんかさ、俺たちが鳴き始める時間を調べてるやつがいるらしいぜ。」
「へ。なにそれ。」
「6時8分に鳴き始めたとか、7時過ぎてたとか、今日は5時40分に起きたらもう鳴いてたとか、いちいち気にしてるんだって。それを、noteとかTwitterに書き込んでた。」
「ふーん、暇なんかな。」
「な、そう思うだろ。でもさ、本人は忙しいのをやりくりして書いてるって、いたって真面目みたいだよ。」
「そうか、真面目にやってるなら、バカにしたらかわいそうだな。でも、前から思ってたけど、その6時とか7時とかって、やりにくくないのかな。」
「ん、どういうこと?」
「ほら、たとえば6時8分?何日か前はそうだったかもしれないけど、今日寒かったらあったかくなるのを待つじゃない?逆に、5時でも暑くなってきたら鳴くし。今何時とかって、いちいち気にしてられないよ。」
「確かに。考えたことなかったけど、その通りだよな。おてんとさん次第って言うのかな。あったかくしてくれたら動ける、そうなるのを待つ、それしかできないよな、俺たち。お前、いいこと言うね。」
「はは、ありがと。なんかそいつに、変な影響を受けてしまったのかも。たまにはこんな日があっても、おもしろいのかもな。」
「だな。」
「なぁ。」
「ん?」
「そいつ、今日も何か書くんかな?」
「書くんじゃないの。朝起きたらもう鳴いてた、って。あ、もしさ、今日の俺たちの会話を教えたら、どんな反応するんだろな。」
「おもしろそうだな。きっと、いい話し聞いたぞって、あわててnoteに書くよ。」
「だな。忙しいのをやりくりして。」

はい、おはようございます。

今朝、5時40分過ぎに起きた吉村伊織です。今日は、もうすでにセミは鳴いてました。

先週、セミが鳴き始めた瞬間をnoteに書きました。

これ以降、「今日は何時に鳴くんだろう」と気にしてたら、日によって違っていました。ちょっと肌寒い日は7時過ぎ、今日みたいに朝から暑い日は6時前から。

こんな投稿をしてるのを、セミが知ったらどう思うだろう?

と思って書いたのが今日のnoteです。忙しいのをやりくりして、書き上げました(笑)

※illust by:こびとのくつや さん / イラストAC

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