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好きなことをやる、ではないらしい【はたらくってなんだろう?】

毎週テーマを決めて共同運営を続ける日刊マガジン『書くンジャーズ』。
今週のテーマは、【 はたらくってなんだろう? 】です。

働いて、お金を得る。
自己実現でも、生活のためでも、社会で生きていくのに必要なこと。

約10年務めた会社でも、毎日しっかり働いていたつもりです。でも、その時とは比較にならないほど、会社を辞めて個人で仕事をするようになってから、真剣に考えるようになりました。

個人で仕事ができるのは、イコール、好きなことをやってお金を稼げることだと思っていました。
カウンセラーなので、カウンセリングをする。心をテーマにした講演や研修をする。ワクワクで心が満たされ、充実した毎日を過ごせる。と・・・

でも、現実はそんなに甘くはありませんでした。

ご縁のある人から仕事の依頼をもらうことはあっても、会社員時代の半分以下どころではありません。月々の生活費で、貯金はガラガラと音を立てる暇もなく消えていき、怖いとも感じるようになりました。お金がもらえない状態が続くと、その活動も生活も、継続できなくなります。
やりたいことと両立できるよう、アルバイトも探して何とか生き延びられたから今があるけれど、面接が空回り続きで求人情報誌を見ながら吐きそうになっていた風景も、心にしっかり刻み込まれています。

ちなみに、会社を辞めてからやったことを並べてみると、・・・
・ブログメンテナンス
・ホームページ更新
・エゴサーチ対策
・メルマガ発行サポート
・DVD作成(データ編集)
・アフィリエイト
・パッケージソフトのプログラミング
・警備業(警備会社の社長さんに頼み込んで)
・社労士事務所の事務作業
・ステージ設営補助
・イベント後の清掃作業
・イベント企画
・マヤ暦関係(鑑定、講座)
・カウンセリング、コーチング、コンサル
・コラム執筆
・講師業(企業、自治体、専門学校、小学校、塾、など)

たくさんの人のお世話になった結果、本当にいろんな働き方があることを知りました。これは大きな財産です。
「やろうと思えば何とかなるし、何とかなるまでやるしかない。」
これは自信を持って言えます。

そして、強く強く実感するようになったのは、
「そこに人がいる」
ということ。すべてに共通するのは、「人」でした。

自分が勝手に何かをやるだけでは、仕事が成立しません。もちろん、誰からもお金はもらえない。

人がいて、その人のお役に立つことで、仕事になります。困りごとを解決するとか、喜んでもらうとか。
どんなことに困っていて、どうすれば喜んでくれるかは、一緒に考えると見つけられます。その人に興味を持てば、さらに見つけやすくなる。

こうやって考えていくうちに、「好きな人が喜んでくれることをする」という感覚が、しっくりくるようになりました。個人の仕事でも、組織に属した仕事でも、どこかに必ず人が存在しています。ユーザーでも、同僚でも、パートナーでも。
だから、できるだけ、その人を好きになるよう努力もしたい。

「はたらくってなんだろう?」

僕の答えは、
『好きなことをやるのではなく、好きな人が喜んでくれることをする。それが好きなことなら、なおいいよね。』
です。

毎週テーマを決めて共同運営を続ける日刊マガジン『書くンジャーズ』。
今週のテーマは、【 はたらくってなんだろう? 】でした。

苦しかった経験があってよかったと、今になって思えるのは、土曜日担当の吉村伊織(よしむらいおり)です。

今週も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

メンバーみんなのnoteも、忘れずにチェックしてくださいね。

それではまた、お会いしましょう。


※illust by:ちょこぴよさん/ イラストAC

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