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地域と関わりを持つようになったきっかけ【0】-Before-

最近、改めて地域のことを考える機会をもらっています。

「地域活動」と言われると、大事だという認識はあっても、どちらかと言われると敬遠されがち。対立したり距離を取ったりというネガティブな状態にある人や、まったくの無関心の人、そして一部の熱心な人がいるような構造でしょうか。
今の僕は、熱心な人のグループに入りそうです。そして、周りの人に対しては、できるだけ関わってほしいと思っています。と言っても、会議や行事に頻繁に出てあくせく動きまわる・・・までいかなくていいので、「誰かが役割を担ってくれるおかげで子どもたちも安心して生活できてるって、ありがたいね」と好意を寄せてもらったら嬉しい。そして、地域からのおたよりや近所の掲示板に目を通して、地域のことにちょっと関心を持ってもらえたらさらに嬉しい。そんな感じです。

noteにも、時々、地域で出会ったこと、感じたことを書いています。読んでくれた人が、今住んでいる地域に目を向けてもらいたいと思いながら。

それで、改めて地域と関わりを持つようになったきっかけから書いていこうと思ったけど、まずはそうなる前の話を書いておきます。

地域に関わるようになったのは、8年前。長男が小学3年生の時に、PTA会長に就任したのがきっかけです。そこからどんどん入り込んでいったわけですが、それ以前は、ほぼ無関心状態でした。偉そうに言えるものではありませんが・・・。

僕ら夫婦は2人とも、生まれも育ちも熊本。大学卒業までお互いの実家で過ごし、就職して社会人になるタイミングで福岡にやって来ました。最初はそれぞれ一人暮らし。一年間の別居生活(?)を経て、一緒に住めるところに引っ越し、約半年後に結婚しました。それから、犬を飼い始めたのをきっかけに、ペット可物件に引っ越して、そして長男が誕生。狭くなったと感じ始めた3歳の頃に、今のところにやって来たのでした。

福岡に来て、4カ所め。ここに至るまでは、家と職場と外出先だけの生活でした。住まいの住所はもちろん書けるけど、周りにどんな人がいるのかは知らず、町内会長さんが誰か知らないと言うより、そのフレーズすら意識の中に入ってくることはありませんでした。今思うと、マンションの管理費に「町内会費を含む」と書いてあったような気がします。別に地域との関わりを避けていたわけではありません。ただ無関心だったのです。
それは、今のところに来てからPTA会長になるまでの6年間も、そんな感じでした。校区内の保育園に通わせていて、そこの親御さんと話すことはあっても、行きかえりの地域の人との接点は持ててなかったです。小学校にあがっても、PTA活動に積極的に参加していたわけではないので、交流も生まれません。おやじの会の活動に、お手伝い程度の参加をしたくらいです。

そんな状態でも、特に問題はありませんでした。幸い、大きな災害もない期間でした。長男が生まれて2ヶ月後、福岡で西方沖地震が発生しましたが、その日はたまたま熊本の実家に帰っていたので、避難する必要もなかったのです。

地域に対して無関心でも、特に問題なく生きている。
こんな家庭って、多いのではないでしょうか。

でも、地域の人たちは確実にそこにいて、お祭りや地域行事などの目に見える活動をしていたり、目立たなくても日々の子どもたちを見守ってくれています。
何か起きたら、そのありがたさに気づくことができるけど、何も起きなくても、ありがたいんです。

無関心だった僕でも、そう力説したくなる、地域のこと。一人でも多くの人に関心を持ってもらいたくて、数回に分けながら、そのきっかけから書いていきたいと思います。
どうぞお付き合い、よろしくお願いします。

※illust by:ちえさん/ イラストAC

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