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【〇〇内閣】を語るのが難しかった3つの理由について

自分が内閣を運営するなら、どんな内閣にする?

【〇〇内閣】をテーマに、記事を書こう。

そう決まった瞬間に立ち会って、やがてその週が訪れて、月曜担当のリーダーが記事を公開。
それからずっと、もちろん四六時中ではないけど考え続けて、今日は僕が担当する土曜日。

【吉村内閣】でうまく書きたいと思ったけど、難しかったです。

それならと、どうして難しく感じるのかを考えました。
見つけた理由は3つ。

・国の政策を語るには、すごく繊細な時期だから
・自信を持って語れるほど、内閣について理解していなかったから
・人からどう思われるか、普段以上に気になったから

「繊細な時期」は、言うまでもありません。
僕が住む福岡を含めた緊急事態宣言の延長が、昨日決定しました。家庭でも毎日気にしてるし、職場でも、地域でも、人に会えばこの話題になります。話せば話すほど、それぞれに意見があって、唯一の正解なんて見つからないと感じます。
この話題は避けて通れないし、もちろんそれだけに特化するのも違うし、などなど考えているると、思考が先に進まなくなりました。
身近な人が元気であることを日々続けるので、精一杯です。内閣について語ることを諦めよう、と考えてしまいました。

でも、ここまで考えたのに諦めてしまうのも嫌だな、と思う自分がいます。そして、そう思いながら、内閣の仕組みやそこで働く人としてのことを、ぼんやりとしか分かってなかったことに気がつきました。
国を動かすとか、大きすぎて想像が及びません。仲間を集めて魔王を倒し、世界を救うような冒険ものや、敵との駆け引きに思考をめぐらす戦略ものといった、好きなゲームとは比べ物にならないはずです。

なので、改めて子ども向けの解説を見ながら勉強しました。経済、公共事業、社会保障、環境、教育など、その仕事は生活全般に関わります。それぞれの政策の優先順位を決めるのも、地域や年齢層、生活水準を配慮して検討するのも、ものすごく難しそうです。「僕だったら」と、空想できる段階を超えたところにある仕事だと感じます。
仕事を語るとしたら、カウンセラーの「葛藤」についてであれば、日々考えています。カウンセリングは、ひとことで言うと、誰かの悩みを解決するお手伝い。悩んでいる本人が、自分の力でその悩みを乗り越え、今までの経験を糧にしながらこれからの課題も解決できるようになるのを、目指しています。
夫婦、親子、友人、仕事などの人間関係や、自分に自信が持てない、どうしても受け入れきれないことがある、など悩みの対象も種類も人それぞれ。落ち込んでいた状態から立ち直り、うまく折り合いをつけていけるように、寄り添っていく仕事。
いつまでも寄り添い続けるのではなく、いずれはカウンセラーに頼らなくていいと言えるように、力を尽くします。自分の仕事が不要になるために、頑張る。そんな葛藤を内に秘めた仕事です。

でも、きっと、今の自分が知っている範囲よりもっと大きなことがその先にあるから、そこに行き着く前から先回りして心配する必要はないんでしょう。地域の範囲が広くなり、関わる人数が多くなり、期間は長く、悩みも深くなる。その規模が日本全国に及んだものが、内閣が扱う問題ということかもしれません。
目の前のことが、その先では内閣につながっている。それは、内閣が目の前のことにつながっていることも、示しているような気がしてきました。
ただ、カウンセリングのようにいずれ不要になるのを目指すものと、生きている限り必要であり続けるものがあるから、ひとくくりには語れません。

そんなことを改めて書くのか、とか、大人になって内閣もろくに分かってなかったのか、とか。人からどう思われるか、普段以上に気になってたのは、そういうことです。
結局、そんな悩みも含めて書くことで、すごく難しかったとまとめようとしています。

もし、子どもに、内閣って何?と聞かれたら。
内閣とは何かを一緒に調べながら、世の中のいろんな仕事や生活について語り合いたいです。

あるいは、もしも3人の子どもたちの誰かが、内閣に入って仕事ができるようになりたいと相談してきたら。
きっとすごく真剣に語り合います。もちろん、反対するつもりはないけど、どうしてそう思ったのか聞いてみたい。中途半端な答えだったら、「お父さんの気持ちを動かせんなら、あきらめろ」と言いたい。そのくらい、大変な仕事だと思います。

毎週テーマを決めて共同運営を続ける日刊マガジン『書くンジャーズ』。
今週のテーマは、【 ○○内閣 】でした。

土曜日担当で、月曜から6日間考えて書き終えようとしているのは、吉村伊織(よしむらいおり)です。

メンバーが語るそれぞれの内閣も、忘れずにチェックしてくださいね。

それではまた、お会いしましょう。

※illust by:すずしろ さん / イラストAC

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