見出し画像

クチコミが楽しくて【私はこれで本を選びます】

毎週テーマを決めて共同運営を続ける日刊マガジン『書くンジャーズ』
今週のテーマは、【 私はこれで本を選びます 】です。

勉強のため、現実逃避のため、ただ楽しむため、・・・。いろんな理由で本を読みます。その出会いは、課題図書であったり、書店や図書館で運命的な出会いをしたり、家の中にぽつんと置いてあったりと、状況によっていろいろあります。

本を選ぶ。
このシチュエーションで僕が一番楽しんでいるのは、クチコミです。

ここ数年、地域でお世話になっている人と、LINEでオススメ本を紹介し合っています。
「最近、どんな本読んでる?」
「これ、おもしろかったですよ。」
「これは、今までにない感覚だったよ。」
と。
暇さえあれば本を読んでいる前提でやり取りできるのは、なかなか心地いいものです。

相手は、両親と同世代。なので、まだ知らない本をたくさん教えてくれます。たとえば、こんな本も。

画像1

社会福祉、地域活動、哲学、など、僕にとっては未知の分野を切り拓いてくれて、それが今の活動にもつながっています。

きっかけは、河合隼雄先生の本でした。自宅の本棚を整理してたくさん出てきたそうで、「興味あるなら差し上げますよ」と、本が並んだ写真を送ってくれました。そこから本の話で盛り上がるようになり、お互いに読みたい本がどんどん積み上がってる状態です。地域の中の居場所づくりも一緒にやっていて、古民家の中にできた図書室が、癒しの場所になっています。

友人にも何人か、「最近のオススメ本ある?」と連絡を取り合う相手がいます。去年読んで感動した『目の見えない人は世界をどう見ているのか』は、友人の紹介で手に取った本です。

この本は、僕から地域の人にも紹介させてもらいました。ちょうど、著者の伊藤亜紗さんと、これまた地域でお世話になっている村瀬孝生さんの対談やネット上の往復書簡でも盛り上がっていて、僕たちの間で注目している人物のひとりです。

伊藤さんの最近出た本も、読んでみたい。


地域の人も、友人もそうですが、「この本、あの人も好きそうだな」と感じながら読むのもいいものです。相手もそう感じてくれたのかもしれないと思いながら、直接紹介された本は基本的に読むようにしています。

リアルで会ったことがない相手でも、noteやインスタで紹介されている本を読むことは多いです。SNSも一種のクチコミと言えると思います。

このSNSパターンをちょっと分析すると、本そのものに対する興味はもちろんあるけど、紹介している人の影響も大きい気がしました。文章には、その人の人柄みたいなものがにじみ出ています。文章から感じる雰囲気があって、そこに共感できる人であれば、この人はどんな本を読んでいるのかな?という興味も生まれます。
一番最近では、noteで紹介されているのを見かけて、有川浩さんの『阪急電車』を買いました。有川浩さんの作品は、これがはじめてです。

まだ途中までだけど、「もしかして今この瞬間にも、こんな出来事が起きているかもしれない」と感じさせてくれる雰囲気が、とても気に入っています。

新たな楽しみに出会えるのは、自分が今持っている視点とは違うクチコミの醍醐味だと感じています。

僕も、誰かにそんな楽しみを届けられたらいいなと思いながら、今年からnoteに『読書のきろく』を投稿しています。去年は、インスタだけにアップしていたけど、書いてたら文章も長くなってきたので、じゃあnoteにもということで。

自分が読んだきろくではあるけど、誰かに見てもらえるのは嬉しいものです。

時々、テーマを決めたまとめ記事をアップしていて、今の一番人気記事はこちら。「カウンセリング」力を上げるための本7冊です。
誰かの問題解決のサポートは、カウンセラーの仕事に限らず、仕事の根本的な部分だし、子育てにも通じます。とても大切なことです。自分自身のためも、周りの大切な人のためにもなります。よかったら、参考にしてみてください。

本のこと、語ろうと思えばまだまだ出てくるけど、今回はこの辺で。

時間がある時には、本を読みたい。本を読むために、時間を作りたい。
本は、一生かけて楽しめるものだと感じています。

毎週テーマを決めて共同運営を続ける日刊マガジン『書くンジャーズ』。
今週のテーマは、【 私はこれで本を選びます 】でした。

本を読むのは楽しい。いつかはその選択肢の中に入れてもらえる本を書きたい。願望だけで終わらせないようにと自分に言い聞かせているのは、土曜日担当の吉村伊織(よしむらいおり)です。

今週も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

本好きが多い書くンジャーズ。メンバーみんなのnoteも、忘れずにチェックしてくださいね。

それではまた、お会いしましょう。

#読書の秋2020

※illust by:umidesignさん / イラストAC

最後まで読んでいただきありがとうございます!少しでもお役に立てたら嬉しいです(^-^) いただいたサポートは、他の誰かのお役に立てるよう使わせていただきます。 P.S. 「♡」←スキは、noteユーザーじゃなくても押せますよ(^-^)