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みんなよーがんばっとるよ【勝手に応援したい 団体・個人編】

毎週テーマを決めて共同運営を続ける日刊マガジン『書くンジャーズ』
今週のテーマは、【勝手に応援したい 個人・団体編】です。

今、僕が応援したいのは、子どもたち。そして、それを取り巻く大人たち。
「もっともっと!」と励ますのではなく、「よーがんばっとるよ」とねぎらう感じで。

これまでも、自分の家族も、地域の子どもたちも、仕事で関わる子どもたちも、応援してきたつもりです。それは変わりません。
でも、今年は、もう改めて言うまでもなく、新型コロナウイルスの影響で生活が大きく変わりました。外で人に会う時には物理的に距離感を保ち、しゃべることや触れ合うことが制限されています。そういった、表面に出て分かりやすいことだけではありません。何とも言えない不安感があちこちにただよっていて、知らず知らずのうちに体の奥の方でグッと踏ん張っているような感覚で過ごしています。誰もが未体験で、ことばで表現するのも簡単じゃない。
そんな状況の中にあって、心に疲れがたまっているのを感じます。

我が家の三男は、学校に行くのを嫌がることがありました。
朝、家を出て、通学路を歩く。学校が近づくにつれて、歩幅が小さくなり、スピードも遅くなる。校門に着くと「お母さんがいい!」と泣きだしたり、担任の先生に連れられて保健室に行ったり、学校の敷地内に入ると逃げ回ったりすることもありました。
本人は、担任の先生は好きだと言います。同じクラスに保育園で仲の良かった子がいて、休み時間にはよく遊んでいるそうです。給食もしっかり食べる。だけど、気持ちが不安定になっていたようです。

このnoteに何度か載せた『あさがお』は、実は、そのことに深くかかわっています。
校門で泣いている三男に、「教室に入らなくてもいいから、あさがおにだけ水をあげよう。暑くなってきて、あさがおものどが渇いてるはず。」と言ってもらい、僕も一緒に水やりをしました。
その時に、「たくさん芽が出たからひとつおうちに持って帰って、おうちでも育ててね。」と、持ち帰ったあさがおです。

あさがおが、学校と家をつなぐ糸のひとつになったのです。

これ以外にも、妻が勤務時間を調整して学校まで一緒に行ったり、担任の先生に電話連絡をもらったり、連絡帳でやり取りしながら、この期間を過ごしてきました。たくさんの糸がつながって、三男は学校に通っています。

我が家のあさがおは、そんなあさがおです。

三男だけでなく、そんな様子を見ている次男も、話せてない気持ちがあるんじゃないかと思います。
そして、我が家以外にも、今までと子どもの様子が変わった家庭も少なくないと思います。学校に行きたがらない子が増えた、という話も聞くので。
学校に行くだけが正解ではなく、いろんな過ごし方をしている子どももいます。
どんな形であれ、子どもたちは、すでにがんばっている。しみじみ感じます。

子どもを取り巻く保護者も、学校の先生たちも、地域の人たちも、それぞれの場所でがんばっている。みんなで、「よーがんばっとるよね」と、声をかけ合っていいのではないでしょうか。

そうやって、毎日を大切に過ごしていけたらいいなと思っています。

追伸。
学校の先生の姿にも、ぜひ目を通してみてください。

毎週テーマを決めて共同運営を続ける日刊マガジン『書くンジャーズ』。
今週のテーマは、【 勝手に応援したい 個人・団体編 】でした。

子どもたちと、それを取り巻く大人たち。そこには僕自身も含めて応援したいと思っているのは、土曜日担当の吉村伊織(よしむらいおり)です。

今週も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

メンバーみんなのnoteも、忘れずチェックしてくださいね。

それではまた、お会いしましょう。

※illust by:しのみさん / イラストAC

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