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恋に落ちた気持ちは、ひらがな3文字で表現可能だった

はじめて恋心を意識したのは、いつだったでしょうか?

保育園の先生とか、幼なじみとか、近所のお姉さんとか、「ぼくの初恋は・・」と、あとで振り返って語ることはあると思います。
でも、その時、その瞬間の気持ちは、つかまえることができるのか。

『百人一首』で詠まれた和歌のうち、なんと4割以上は恋の歌。遠い昔から、恋愛感情は人の心を虜にしてきたようです。

何だかとても相手のことが気になって、こっちを振り向いてほしいけどうまく声をかけることはできなくて、だからと言ってあきらめてその場を離れることもしたくない。
その、不器用で、もどかしい気持ち。

「あのね」

この3文字だけで、構成された曲があるんです。

その曲は、12曲入りのアルバムの11曲目でした。
僕は、CDを買ったら、まずは歌詞カードを読まずにそのまま曲を流します。知ってる曲は口ずさみ、はじめて聴く曲は耳をすませて。最後の方のその曲は、すごく不思議な感じでした。音楽は普通だけど、歌詞が変なんです。ずっと、「あのね」を繰り返しています。

なんだろうと思って、タイトルを見て、こりゃあすごいと思いました。

『恋に落ちたら』

歌っているのは、甲本ヒロト。ザ・クロマニヨンズ『MONDO ROCCIA』の収録曲です。

恥ずかしくて「あのね」しか言えない、恋に落ちた少年の表情が浮かんできました。そして、余計な言葉は、全部いらなくなるんだなと思いました。

こんなシンプルな表現、できるようになりたいです。

公式サイトに動画が出ていないので、歌詞だけ味わってみてください。

※非公式だけど、↑のサイトで動画を見ることもできます

久しぶりに聴きながら書いています。

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