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ことばにしっかり向き合いたくて

頭に浮かんだイメージを、的確に表現できる「ことば」に出会いたい。

似たような意味をもつ単語はたくさんあるから、どれが一番ふさわしいかと考えることがよくあります。ぴったりくるものに出会えると、ガッツポーズしたくなるくらい嬉しい。

そんな時、よく使っているのは、
「調べたい単語」+「言い換え」
のキーワードを打ち込んでの検索。

並んだ単語とその意味を見比べながら、これだと言えるものを選ぶし、心の底からの納得には至らないこともたまにあります。

ここ最近で悩んだ記憶が新しいのは、この記事。

真ん中あたりに「みねさんのことばに対する感性の鋭敏さ」と書いているけど、この「鋭敏」をずいぶん悩みました。
表現したかったのは、その直後に補足で書いている、

鋭さと細やかさがあって、ふわついた曖昧な感覚をしっかりつかまえて的確にことばに落とし込んでくれます。「分かった気分」のもうひとつ奥にたどりつける感覚です。
そこに向かって、丁寧に伴走してくれる人だなと思いました。

の部分。
鋭いのだけれど、感じたことをズバッと言ってくれるだけではない。しっかり考えてくれる土台に知性を感じるし、細かいことも見落とさない緊張感とそこに寄り添うやさしさが同時に存在している感覚でした。

ちなみに、「鋭い」を表現する単語で、言いたかったことに近いものにはこんな種類があります。

【鋭敏】才知が鋭く賢いさま
【鋭利】頭の働きが鋭いさま
【繊細】感情や感覚が細かく鋭い
【敏感】感覚が鋭く反応が早い

>大きな字の感情ことば選び辞典(学研プラス)より

鋭利だと、鋭さを強調している感じがします。繊細は、言いたいことに近いけど、漢字のイメージから細かさの方を強く感じてしまいます。

なので、鋭敏を選びました。
でも、これでも鋭さが協調されているように感じて、補足の説明に力をいれて書いたのが先ほどの記事です。
(※まだ読んでない方は、ぜひ読んでほしいです)

そうやって調べる中で、こんな本にも出会いました。

「鋭い」の欄には、先ほどの4つ以外に、「鋭気」、「犀利」、「俊敏」、「先鋭」、「明敏」が並んでいます。
この本では表現したい感情の単語を調べることができるけど、描写で伝える方法もあるので、イメージはまだまだ広がる。いろんな小説を読むと、その豊かさに感動します。

たくさんの表現に触れて、自分でも妥協せずに表現を選んで、これからもことばにしっかりと向き合っていきたいです。

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