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高齢者デイサービスでの介護美容活動を通して

私は、介護施設でのエステティックサービス(ホリスケアビューティサロン)も行っています。

これは、エステティックサロンなどに来られることがない、高齢者や障害者や、ご家族、社会との関わりの少ない方…などにも、美容を通じて「美しく元気に輝く」お手伝いをしていくものです。

技術としては、ハンドケアやフットケア、アロマセラピー、フェイシャルやメイク、と幅広くあります。

ただ、それらを施術することが目的ではなくて、エステティックを通して、その方の不安や緊張やストレスの軽減や、潜在的な欲求を引き出したり、専門分野(医療、福祉、等)におつなぎしたりするものです。

とはいえ、フットケア中に心地よさそうにお昼寝されたり、ハンドケアで手が軽くなるのを実感されたり、メイクをした姿を見てご本人ご家族がうっきうきになられる姿を見るのは、エステティシャン冥利に尽きます!

実はこの活動の原点は、寝たきりに近かった祖父が、ハンドケアをしたときに「スプーンが握りやすくてご飯が食べやすかったよ」、と言ってくれたことです。

祖父は、ジャージで行くデイサービスを拒み、ループタイとスラックスにこだわりました。その祖父が、スプーンからこぼさずにご飯が食べられた時のことを、喜んだ祖母。

エステティックが心身の健康につながると確信した日のことを思い出します。

これはすでにフランスのソシオエステティックが職業として提供していることですが、日本ではまだ一般的ではありません。

けれど、私たちの周りには、介護美容 ソシオエステティックの提供が必要な場面が多々あると思っています。

まずは、利用者様の身近にいらっしゃるスタッフさんに習得、提供していただきたい。

介護美容講座は、そんな思いもあり、開講しています。

その生徒さんと一緒に、エステティックを通して「美しく元気に輝くお手伝い」をしていきたいと思っています♪

次回からは、ちょっとエステティシャンよりのお話しです。


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