《手紙》4年前の自分へ
今この記事を書いているのは2019年5月31日20時頃
俺は今、ニートしている。
どう思う? 情けなく思うか?
この4年間に何があったのか、そして今どうしているのかを少しだけ書き記したいと思う。
4年前、大学を卒業して新卒で東京のとある企業に入社した。
紆余曲折あったが今の職場に就職するとことに決めたよな?
就職活動お疲れ様。
今お前は不安や期待、様々な感情を胸にキラキラとした未来を想像していると思う。
新社会人、初めての一人暮らし、初めての土地(東京)
目の前には新しいことが沢山ある。ワクワクしているだろ?
それでいい。
お前はこれから本当に色々な経験をすることになる。
社会に出るという厳しさを知り、ソリの合わない上司にも出会う。
聞かされていた業務以外の仕事が降ってきたり、理不尽な目にも合う。
仕事が上手くいかない時期も続き、家に帰って来ては寝るだけの日々もあるだろう。
社会人生活は思っているよりは過酷だぞ。お金を稼ぐ、お金を頂くということは簡単なことではない。お金は労働の対価ではなく、「価値」の対価なんだ。
自分の仕事に対して給料に見合う「価値」を見出せているかどうか。
良く考えないといけない。
そして時間は「有限」だ。
一日は24時間、地球で生きている限り皆平等に与えられている制限時間だ。
仕事、趣味、勉強、 何かに時間を使いたければ何かの時間を削らなけらばならない。
時間を浪費するなよ。
がっかりするな。辛いことばかりではない。
かけがえのない同期を得て、信頼できる上司にも出会い、仕事への取り組み方や、価値観を覆される経験もする。生き方についても考えさせられる。
自分で稼いだお金だ、自由に使える。旅行にもいける。時には贅沢もできる。今までしていなかった親孝行もしてやれる。
今まで育ててくれた両親に感謝するいい機会にもなるだろう。
あと、友達は大事にしろよ。辛いときには助けてくれる。俺はかなり救われてきた。
そうそう、初めての彼女もできるぞ!
おめでとう(笑)
さて、お前はそこで4年間務めた後、会社を退職することになる。
理由はいくつかあるが、ネガティブな理由ではない。攻めの退職だ。自分の将来を考えて出した結論なんだ。
勘違いしないでほしい。
会社を辞める=「失敗」ではない。
俺は今ニートだが、転職するために日々勉強をしている。今までなかなか取れなかった纏まった時間、自分の時間を手に入れる為に退職を選んだ。
まだ輝きを失ってはいない。来月にでも再就職しているだろう。
今回俺が柄にもなくこういった記事を書いている理由は、お前に感謝を伝えたかったからだ。
お前は4年間本当によく頑張った。お前の頑張りがあったおかげで俺は円満に退職することができた。とても残念がってくれる先輩や後輩もいる。うちに来ないか?と言ってくれている企業もある。
お前は日々全力で生きた。真面目に仕事に取り組んだ。失敗をしたこともあったし、クレームを出し怒られたこともあった。凹みいじけて一日寝て過ごす休日もあった。
だが、お前は立ち上がり前を向いて進み続けた。
お前が積み重ねた上に俺はいる。
ありがとう。
人生に正解はない。
自分が決断を下し進み続けた「軌跡」が人生だ!
4年後、自分がニートをしていることが想像できただろうか?
元号が「平成」から「令和」に代わることが想像できただろうか?
未来を変えることはできないが、自分の行動を変えることはできる。
思い通りにいかないこともあるが、決断を下すのはいつも自分だ。
自分の人生に責任をもって。
自分に自信を持って、愚直に前に進め。
新社会人の皆様へ。
社会に出て約2ヵ月いかがお過ごしでしょうか?
順風満帆な人もいれば、想像と違う生活をしている人もいるでしょう。
僕は正直、入社する企業を間違えたと思いました。
ですが、企業は間違っていません。
間違えたのは自分の選択です。
そこでどう立て直すのかが大切になってきます。
僕の場合は、
・失敗から学べることはある(反面教師)。
・社会を良く知らないのだから見切りをつけるのはまだ早い(謙虚な姿勢)。
・今の自分ができることは何だろう(トライ&エラー)。
そういう風に考えながら日々仕事に向き合いました。
「今」の連続が未来に繋がります。
胸を張って未来の自分にバトンタッチできるように。
日々前進し続けてください。
応援しています。
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