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化学物質過敏であることはどういうことなのか。またその言葉は的確であるか。

このnoteではchemical sensitivityという言葉を検索した折、検索のトップに表示されたJHONS HOPKINS MEDICINEのホームページから、今現在、化学物質過敏がどのように医療現場に扱われているのか事実を検証しながら、実際にchemical sensitivityである私自身とは捉え方に根本的なズレがあることを記した。そして化学物質過敏という言葉より的確で前向きな言葉を提案する。

目次:

1 化学物質過敏について試しにchemical sensitivityで検索したら

2 MCSということばについて

3 IEIという名称が更に病の印象を加速する

4 化学感受性を失わなかったから身魂を守れるということ

5 まとめ:化学感受性、CSという言葉を選ぶ


1,化学物質過敏について試しにchemical sensitivityで検索したら

こんなホームページがトップに上がってた。JHONS HOPKINS MEDICINE…。

ジョンズホプキンス大学というと
567においてよく耳にしたような気がする。西洋医療においてトップを行く大学だそうで、様々な医療分野に関して人材も豊富で研究費用も莫大なのだろう。

昨今ではマイケル・ブルームバーグやビル・ゲイツが寄付をしているという。
参考:Wiki概要より

"最近ではマイケル・ブルームバーグ (2000億円相当)やビル・ゲイツ(23億円相当)の多額な寄付がアメリカで話題となった。"

勿論この大学関連に携わる研究者たちは善意からの行いしかないだろうけれど、どこか受け入れ難い一面も感じてしまうのは、こうしたグローバリストが絡んでいるからだろうか。いずれにせよ、大きく、または世界的になる場合、医学であれ科学であれ、善だけでなく、善の仮面の悪意にも向き合っていくのだろうから、白も黒もあるとは思う。

2,MCSということばについて


英語圏では、化学物質過敏というネガティヴな日本語よりは少し自由度を(英語圏でない日本人の私たちにとっては)受け取ることか可能な「Multipul chemical sensitivity  」という呼び方があって、多数の化学物質への過敏症という趣旨での名付けなのだろうが、「sensitivity」は単体なら「感受性」という、日本語訳としてはポジティブな役割も担える言葉だ。英語でも「great sensitivity」なら「豊かな感受性」などで使用出来るようだ。
ただまぁ個人的には、英語での思考はよくわからない。英語圏の人たちにとってはケミカルセンシティヴィティと言ったら単なる過敏症のイメージしか指し示さないかもしれないとも想像する。そもそもそれが「病」である認識の人がすでに大多数だろうから。

3,IEIという名称が更に病の印象を加速する

そして最近では、この上記のホームページリンクを見ると、MCSという呼び名を越えて「IEI(Idiopathic environmental intolerance/特発性環境不耐症)」という名称で、もはや「精神疾患の可能性」としての研究もされていることがわかった。
そしてMCSという名称についてはまるで過去のように語られている。

以下はJHONS HOPKINS MEDICINE(以下JHMと記す)のホームページ(再掲)のIEIについての機械翻訳になる。

"特発性環境不耐症(Idiopathic Environment Intolerance, IEI)は、いくつかの物質との接触によって引き起こされる一連の症状である。 以前は多重化学感受性(MCS)として知られていました。 IEIを持つ人は、低レベルの一般的な物質にさらされると症状があります。 症状としては、速い心拍数、発汗、めまいなどが挙げられます。

IEI の原因

研究者たちはIEIの原因を知るために研究を行っています。 アレルギー反応ではありません。 それは免疫系による化学物質の放出を引き起こしません。 物理的な原因を見つけるのは難しい。 このため、IEIが精神疾患に関連している可能性があるという研究もあります。 これらには、体細胞形成障害、うつ病、不安などが含まれます。 IEIは男性よりも女性に多く発生します。 IEIは、30代や40代の方が多いです。"

以上、引用。

4,化学感受性を失わなかったから身魂を守れるということ

ところで、そこで本題だが、当の化学物質過敏の私自身の感覚では、そもそも実は「過敏」という認識は無く、むしろ「他の人は何で感じないの?」と思うということなのである。それゆえに「CS(MCS)」…上記機械翻訳中の日本語では「化学感受性(多重化学感受性)」という言葉の選択をしている…こちらの方が「化学物質過敏」より自由度的に真っ当だと感じるのだ。

だから、このJHMのホームページが仄めかす"精神疾患"、そして"病と決めつけた上での原因の特定"と、まるでそれを治すのが当然とでも言うような"解決"への導きの流れには違和感を持つ。

現実を振り返って欲しい。企業が利益を優先した社会の負の一面のことを。利益の為に人々の嗜好を反映した安価なジャンクさや表に出ない嘘を取り入れることを選択し、購入者の感性感覚が麻痺して中毒的に購入し続けるのを良しとした結果、
それらを避けて生きる中で「感性感覚が生き残った私たち」は少数派になった。
そういうことではないのか。 

少数派は「おかしい」→「理解できない」→「病気だ」とされてしまったということではないのか。

そういう視点だからJHMのホームページにおいても、解決策と称して「原因物質に近づかないこと」と、原因物質よりCSの在り方が下になる視点から書いてしまえる。
無論実際近づかないことは1番有効で、究極は自然の中に住めばいい。とても現実的だし、実行に値することだ。これを解決策のトップに記載してくれたことは有難いとも言える。
だがその「解決策」によって本質がぼやけてしまわないのか。つまり一連のことは原因物質である"合成香料や注射シェディング"の方を「無くしていこう」という観点から遠ざけはしないのか?

企業の利益に寄り添って、産業の発展に感性感覚の方をすり合わせていくことは正解ではない筈だ。だが医療なのだからそこはノータッチ。医療として寄り添う以外は手立てが無いのも理解はできる。しかしだから医療にシンパシーは感じられないのだ。

医療が本質より社会利潤に寄っている視点故、最終的な解決策には「いくつかの症状には薬を」と記すわけなのだ。化学物質に身体(記されているように体内の免疫反応で無いなら身体の波動)が抵抗しているのにこの矛盾はなんだろう。化学物質への症状は最も受けやすい部位からのサインであり、受けないように気をつければサインは消える。
それなのに薬を使えば感性感覚を麻痺させるということになる。
そして病気だと洗脳されてしまえば、自ら薬を求める人も現れるのだろう。こと日本人は薬に依存するのがもう当たり前になってしまっている。結果また感性感覚が奪われた人が増えて、残ったCSはさらに少数派になる、ということにはならないだろうか。

私たちは身体の細胞達や菌達の声を聴ける感受性を失わなかった生き残りである。細やかに波動を感じることができる。それは与えられた感性という賜りものを大切にしているということである。

そのことをことに化学物質への感性がある者、CS(化学感受性)にはぜひ知って堂々として欲しい。堂々と見合った住環境や食事、衣服などを探してほしい。

堂々としたからと言って世界が変わるのは未だ先かもしれないが、病気とされてネガティヴ存在として闇に葬られるより、感性に間違いが無いと理解できればどうしたらこの世界で感性を生かして生きられるか…(それはご先祖様、神様に頂いた身体という、細胞たちや菌たちの生命で満ちた乗り物を守れるか、そして魂を守れるか、である)…見合った生き方を探求、研究するチャンスになる。私たちのそうした前向きな意思、波動が伝わることで、何かが良い方向へ動く可能性もあるかもしれない。大いに良い未来を造るかもしれない。

企業、産業が化学物質への感性保持者、CSの前向きな意見を取り入れる世界が大半を占めるようになれば、身体の健康度は上がり、魂も居心地が良くなり、人間一人一人が力を発揮するのだろう。

もし誰かがこの感性感覚を見失っていたのなら、私たちに、まずは現状から導き出した身体を守る有効な対策を尋ね、自らに合うか検討して、見合う範囲で活用して欲しい。

5,まとめ: 化学感受性、CSという言葉を選ぶ

化学物質過敏という名称は本質から遠いが一般にはこれでしか通用しないので私も使っていただけだった。「症」という言葉はつけない。やまいだれに正しいと書くわけで、実のところ免疫反応による症状が出ることを指すだけであっても、そのこと自体が病であるというイメージがもう刷り込まれているから。

その日本語よりは、「化学物質への感性保持者」の方がずっとしっくり来る。よって今後は「化学物質感受性保持者」「化学感受性」「CS」という言葉を採用したいと思っている。
言葉一つが与える印象を変えるなら、希望が見えるかもしれない。
小学校に行けないCSの子どもたちも居ると聞いたことがあるが、自分を責めていないだろうか。真っ当なことだと知ってほしい。

私自身も含めて、化学感受性保持者たちが今後堂々と存在していくように願う。

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