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不器用だって武器になる

冬になるとチョコレートの消費量が多くなる。
どうもFIVEの吉川です。

題名と枕のチョコレートは全く関係ないがありません。

今日のお題は『不器用だって武器になる』ということですが、不器用という言葉でだけ聞くと何だかマイナス要素な気がします。

確かに一つのものごとを他人より時間がかかったり、何かとうまくいかないことがあるかもしれません。

私はグラブ職人になって9年目ですが、
決して器用という訳ではありません。
どちらかというと不器用なタイプ。

今はグラブ作りも上手になったので、
『器用だね』と言われることもありますが、
職人仕事というのは長い目でみると器用とか不器用はあまり関係が無いというのが私の持論です。

職人技というのは身体に染み込むまで鍛錬します。上手くいかないことや、難しことを何度も何度も練習します。

一見器用だと覚えが早いと思われがちですが、
そうだとは限りません。
器用が故に小手先で誤魔化せてしまえる場合があるからです。
この小手先で誤魔化すというのは職人仕事にとっては本当に邪魔な要素となってきます。
器用がダメというわけではありませ。
ただ意識的にならなければ、
テクニックでどうにかできてしまう。
自分のものになる前にテクニックを覚えてしまうと、良い仕事は出来ないと思います。

技というのは基本的な事が身について次のステップへ進むことができます。

不器用な人は最初は失敗も多いですが、
時間をかけて自分のモノにするまで
根気よく取組むという性質があります。
根気よく取組むとおのずと見えてくる景色もあるし、自分の身になる。
一度自分のモノになると、時間をかけているので体が忘れない。
自転車に乗るのと同じ感覚です。
この時間をかけるとか根気よくという性質は
職人仕事だけに限らず、生きていくうえでは大切な要素ではないでしょうか。

職人さんは意外と
元は手先が不器用な方も多いかもしれませんね。

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