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「4. 憲法の修正」参加者の感想など

追記:自由記入33を追加した。(2022.06.18 23:28)
追記:自由記入32を追加した。(2022.06.18 04:00)
追記:自由記入30〜31を追加した。(2022.06.13 07:37)
追記:自由記入27〜29を追加した。(2022.06.11 07:02)
追記:自由記入21〜26を追加した。(2022.06.08 21:24)




「憲法リテラシー」プロジェクトの4回目Yoshilog Live 38「4.憲法の修正」を予定通り、2022年6月5日に実施しました。

参加申込者数:181人

  • Zoom 登録者数:94人

  • ライブ出席者数:70人

  • 平均視聴時間:2時間6分

  • 実施時間:2時間21分

アンケートへの回答を随時この記事に掲載していきます。

参加者のレビュー


10段階評価


このイベントの「全体的」な評価:9.60
このイベントの「内容」の評価:9.67
このイベントの「プレゼンテーション」の評価:9.45
このイベントの「運営」の評価:9.58
「憲法リテラシー」の受講を他の人にも勧めたいと思いますか?:9.70


自由記入


* * *

自由記入1
憲法の変遷、ボン基本法の紹介など、主権者として改正に関わる着眼点を学べた。最後の改正の限界図や体系図は憲法改正案のチェック点であり、対照しながら吟味したい。

自由記入2
単純に考えていた憲法の成り立ちがこのように複雑に深く考えられた末だとよくわかります。簡単には変えてはならない変えさせてはならない、心からそう思います。

自由記入3
せっかく一連の講義で憲法の基礎について習ったので、実際にそれを用いた議論ができる機会があれば嬉しいと思います。例えば、憲法改正案の内容について議論するなど。今後も続けられるとのことなので、次回は少額ですが資金的な援助も考えています。 ありがとうございます。

阪野塁

やりましょう!(よしログ)

自由記入4
国民投票に不安。。。 投票数の過半数の賛成で、かつ最低投票率も設けないなんて、ひどい出来レースのようです。
自分の属するコミュニティーでも、投票に行く人行かない人って半々なのではと仮定し、政治に興味を持ってもらう発言なりしていきたいと思います。
ファシズムからの反省を生かした憲法を作る国、素晴らしい。きちんと向き合った結果ですね。 抵抗権を初めて知り、ちょっと救われた気分になりました。
本日も内容の濃いお時間をありがとうございました。

自由記入5
現行憲法にある「国民投票の過半数」は、これほど投票率が低い状況を想定していなかったと思います。独裁と戦争の惨禍を経験した国民は誰もが投票すると無意識に信じていたかもしれません。憲法と経済力に守られた平和を享受してきた国民が選挙を忘れることなど考えていなかった。ここを政権与党(自民党)に利用されたと思うと言葉がありません。
田中角栄が「戦争を知っている政治家がいる間は大丈夫だ。戦争を知らない政治家ばかりになった時が危険だ。」と言っていたのが現実になっています。今夏の参院選とその後の3年間で何ができるか考えなければなりません。

杉下 麗

自由記入6
日本企業で働く中で感じる絶望感ととてもよく似ていると途中から思いながら聞いていました。
役職者が会議を行う=大体ゴールが決まっていて、ゴールに導くための同意や補完が必要なだけで。
構造的欠陥を見つけて指摘しても「そんなことを言っていたら何も進まない」とあたかも決めたゴールだけが正しい前提で話が進むことが往々にあるなと。
「それは走りながら決めれば良い」彼らがよく言う言葉です。
何も解決しないままなんですよね、それは。
そしてそれによって支障が出るはずの担当者たちも反論せず、誰かが何とかしてくれるだろうと思いが根底にあって、陰で文句を言っても上司には何も言わない。最近そんなことを何か月もやっているせいか、地上げ屋と人買いに乗っ取られた「日本国」という巨大ブラック企業の話という感じがしてなりませんでした…申し訳ありません、まとまりのない感想だけになってしまいました。

jan afro

自由記入7
日本国憲法前文を整理して8つの箇条書きに示したページ、良かったです。日本国憲法は公布から76年経って、日本語の言葉づかいが徐々に変わってしまったのと、誰にでも読みやすい文ではないため、文字としては読めても中々ピンと来ていなかったからです。書き言葉や話し言葉が変化してしまうせいで3世代ほど過ぎると戦争を繰り返す、というのはあると思います。今の人に伝わる言葉で論じていきたいです。

自由記入8
日本国憲法って、本当によくできてるって印象を受けました。来たる自民党改憲案と向き合ったとき、自身を持って反撃できるよう復習したいと思います。

ジグ

自由記入9
第4回開催、ありがとうございました。
憲法は簡単に改変するものではない(硬性憲法である)、いわば、改変してはいけない部分がある。
憲法には自分を守る術があり、
①条文での宣誓
②条文に改変を阻止する内容を入れる(Entrenchment clause )という手段を用いている ことを学びました。
そして同時に、今行われている憲法改正の内容をチェックする大切な視点である。
私にとって現在行われている憲法改正内容の賛否を判断する指針となりました。

Moon

自由記入10
前回の内容はとても難しかったのですが、今回も私にとっては難しい内容でした。また復習したいと思います。

自由記入11
お話は毎回私にとってはとても難しくて、聞いているだけで必死です。やっぱり、一番の壁は堅苦しい言葉が満載なところです。(それで、つい、人に勧めるポイントがちょっと低く7に、、)でも、全部はわからないことを承知の上で、がんばって聞き続けたり、わかるところからだけでも自分の言葉として吸収して考えていけば、「リテラシー」が少しずつでも向上できるはず、と思って参加しています。

このような機会は、まだまだ本当に貴重な機会だと思いますけれど、このような機会がこれからもっと広がって、増えていって、参加し、耳を傾ける人が増えていったら、憲法について語る言葉も、今よりもずっとやわらかく平易な言葉に変化したり、よりいろいろな人に伝わりやすい新しい言葉や表現が生まれたりしていくかもしれないなぁと思います。 憲法の話になると小難しい言葉ばかりになるのは、これまで憲法について考えたり、会話してきた人の種類❓のようなものがとても少なかったからなのかも、と。

そのような、「憲法の語られ方」の試行錯誤・進化向上の過程に、自分も居合わせているような気持ちです。何かを(このプロジェクトでは憲法について)人に伝えようとする取り組みに、傍観者としてではなく、言葉ひとつでも良いから自分で考えることで参加していこうとあらためて思いました。

今日印象的だった言葉は、憲法の宣言的保障、についてのところ。それから、国民投票法の問題点はつくづくと恐ろしく、そのポイントを確認できました。ポツダム宣言や、玉音放送の言葉も、あらためて読みます。
 本日も、ありがとうございました。

tk

「憲法の語られ方」、とても重要なポイントです。「憲法リテラシー」プロジェクトは、それを意識してデザインしてるつもりですが、まだまだ工夫が必要ですね。(よしログ)

自由記入12
細かいことですが、後で参照しやすいよう、スライドには番号を入れていただけると助かります。
ワイマール憲法の国家緊急権で懲りたはずのドイツも戦後緊急事態条項を憲法改正して追加しているんですね。抵抗権などの歯止めはあるようですが。ファシズムに憲法が果たした役割なんていう回があるとよいかもしれないと思いました。

スライド番号次回からいれます。(よしログ)

自由記入13
大きな危機感を持った回でした。ドイツが立憲体制を瓦解させてゆく様子を前回学んだあとで、すでに日本も着実に権力に都合の良い法改正を進め、その道を歩みつつあることに愕然としました。

また、日本では立法時には違憲的な要素があっても、実際に違憲行為が行われ裁判になるまで違憲審査されない、ということを知り、国家権力が人権を脅かす不正を易々と正当化する法律を大量に作り続けたとしても、その時点でそれを止める手段はないことに驚いています。立法府にまともな人間を送ることが、いかに大切かをあらためて痛感しました。

憲法改正の限界とされる制憲権のロジックや、第三の壁とされる抵抗権については、はたして本当に壁として機能するのだろうかという疑問を持ちました。前回話題に出た『自由からの逃走』のように、自由では無く隷属に一種の安らぎを感じて"誰かに決めてもらいたい"と思う人々も存在します。私自身、そういう気持ちになることがないとは言えません。そうした人達が望んで主権を放棄し、生き方が制限される理由を誰かのせいにして満足する、そんな未来が容易に想像できるからです。

現行憲法も学者の方も、議論の前提として人類(日本国民)に対する深い愛情と尊敬と信頼を置いていることが、学べば学ぶほど伝わってくるのですが、おかげさまで戦前にはあり得なかった"自由のもたらす恵沢"をあたりまえに享受してきた世代にとって、人生経験のなかで"自由のありがたみ"を"自由のもたらす苦しみ"と比較できることはあっても、"自由の無いことの苦しみ”と比較することは難しい。残念ながら彼らの信頼に値するだけの、深い理解を持って日本国憲法の意図を認識出来ているとは言いがたい気がします。本当に心から憲法体制を欲し、守りたい、思うためには、いちどとことん自由と尊厳を奪われて最悪の状況にまで陥る必要があるのかもしれませんが、そうはなりたくない。

改憲の訴えがとてもよく出来ているとおもうのは、改憲した後の未来について、卑近な例を出しながら平易なことばで語ることです。実際のシナリオ全体のうちの一部かもしれなくても、伝わる言葉で語っている。

憲法リテラシーを広めるひとつの方法として、逆に、現在の憲法を維持した場合の未来について、平易な言葉で語る、というチャレンジが出来ないかと思いました。改憲したときにどんな悪い未来が待っているか、を一生懸命説明するよりも、今の憲法を遵守した場合に(現状やや逸脱しつつあることにもふれつつ)どんな未来が待っているかを語るのです。

今回あらためて日本国憲法前文を読んでみて感心したのは、その網羅性です。そして「何ををしたいから」「何をしたくないから」この憲法をつくるのか、その意図と方向性の因果関係がひとつなぎの文章で書かれている。若干現代語から離れているのが残念ですが、1〜3回までで学んできたことが平たい言葉で書かれています。これを、わかりやすく現代の口語に近い形で書きかえられないものか。ふとそんな風に思いました。

はい、現行憲法がもたらすポジティブな未来を語るということ、まったく同感です。(よしログ)

自由記入14
とても興味深い内容でした。 ポツダム宣言についてもっと調べてみたいと思いました。

吉村道子

自由記入15
よしさん、今日もありがとうございました。

 憲法の修正、憲法リテラシー4回目でした。大きく憲法の防衛として憲法保障という仕組みがよく理解できました。その内の硬性憲法の憲法修正が趣旨でした。憲法の三重の防壁(1.硬性憲法2.Entrenchment3.抵抗権)によって、憲法の基本理念(人権・統治)が守られていることがわかりました。

 2.Entrenchmentは、日本国憲法においては、憲法改正の限界、として存在し、取り除くことができないものとなっていて、憲法の内と外の概念から、人類普遍の原理に反するものは一切排除され、修正は許されていない、と知りました。

 このような憲法の前提がある一方で、憲法改正への手続きのさりげない改定が着々と行われ、ナチスドイツの手法がそのまま同じように進んでいることに怖さを感じます。ただ、国民投票で改憲が通ってしまっても、それが違憲審査権で、何らかの対応ができないのか、その辺をもっと知りたいと思いました。

 国民投票法というもので、国民が意見を聞かれても、国民の憲法についての理解が不十分であれば、上記のような人類普遍の原理が保障されない憲法改正が行われる可能性があります。これまで、よしさんの憲法リテラシーを受講してきて、このような憲法の学習は、憲法の理念から、義務教育で全ての国民が学ぶ権利があると気づきました。子供たちが、一連の憲法の学習を必修として受けることができれば、憲法の基本理念(人権・統治)を正しく理解し、あらゆる社会問題や生きる上での思考の基本的な指針になり、なにより、義務教育下の教育自体が、子どもの人権に基づくよりよいものになっていくのではないかと思いました。

 今回も、視覚聴覚にうったえた、また、論理の順序について考えさせられた講義でした。
よしさん、お疲れ様でした。ありがとうございました。

ayumi sato

自由記入16
今回も知識の導きをありがとうございます。未だ自分のものとして落とし込んでいないので録画を繰り返し見たいと思います。今回凄く突き刺さったのが「憲法制定権力者」でした。憲法を制定出来るのは私達国民なんだと。分かっている様で腑に落ちていなかったと思います。そしてその重責がある。敗戦後その責任をもって作られた憲法があの平和憲法でしたね。憲法の前文に絶対的な国家権力との取り決めが記されていたとは思いませんでした。本当にそれだけは変えてはいけないと思います。人権、国民主権、平和主義など人類普遍の原理を守っていける様頑張らてばと思いました。

講義を通して聞いているので、ある程度は理解できますがこれから初めてとなると難しいですね。前回までの録画を見ておかないとかなり厳しいと思います。もっと多くの人に聞いて欲しいと思うと、どうすれば良いかと考えてしまいます。しかし本当に聞いて欲しいのは分からんちんの蛸壺人間なんですが…

自由記入17
本日もありがとうございました! 憲法改正について、何度も復習しないといけないと思う回でした。 日本の憲法改正について、改正決議がしやすい土壌づくりを着々と進める与党に感じるいかがわしさの正体がよりはっきりと見えてきたように思います。
前回(3回目)出席ができなかったのですが、いつでも好きな時間・場所で追いかけ受講ができるところもこのプロジェクトの良いところだと思いました!

自由記入18
時間が合わなかったので録画があるのはとても良かったです。また何かあれば知人にお薦めしたいと思います。ありがとうございました。

自由記入19
なかなか時間が合わず、途中からですが今日始めてライブに参加できました。
これは全国民が知るべきことだと思いますし、知らないといけない事だと思います。
いつの間にか学校では、本当に大切な事を教えなくなってきているような気がしています。
将来Youtubeなどで配信できるようになると、もっとたくさんの方に見てもらえるようになるかもしれません。

自由記入20
中学生、高校生、大学生と一緒に講義を聞き、何らかのトピックを決めて話し合う時間ももってみたいと思っております。

自由記入21
今週もありがとうございました。毎回わかりやすくまとめていただき、復習もしやすいです。

講義が回を重ねるごとに日本の現状やここ十数年の出来事を考えながら聴講する時間が多くなってきました。

政治の劣化を横目で見ながら、性善説をよすがに「とはいえそんなに酷いことにはならないだろう。。」と高を括っていた隙に、とんでもないところまで来てしまった・・・。という悔恨の念にかられながら。日本の今の政治状況の中で、官僚、メディア、そして私たち市民の多くが意思を持たず流されている。凡庸な悪に堕ちてしまっている。これが一番の問題で、思考しなくなることの罪深さを痛感しています。

次週もよろしくお願いいたします。

自由記入22
trenchment clausesが特に印象に残りました。ボン基本法の永遠条項の目的や取り除くことのできない基本原則には、過去の過ちがしっかりと反映されている。他の国も同様に取り除くことができない原則として歴史が活かされている。

ずるがしこいものが、あの手この手で都合のいいように変えようとしても防げるように。

国家の安全保障と憲法の安全保障は必ずしも一致しない。混ぜて話をしてくる時や危機を煽って憲法を変えようとしてくる時は要注意。
周りの人に伝えたいと思います。

Neroli

自由記入23
各国の現行憲法が歴史の反省に基づいて構築されていることを改めて認識することができました。歴史に逆行して基本原理をねじまげるような変更はあってはならないと思いますが、現在日本で一般に流通している改正議論は憲法の本質を踏まえたものではなく、まるで通常の実定法の変更・追加と同じ次元でなされているように感じます。いざ国民投票となったときにはフラットで本質的な議論が流通してほしいですが、メディアの現状を考えると期待できそうにないですね。。危機感が募ります。このプロジェクトを広めるための名案は浮かびませんが、ひとまず草の根の努力から始められたらと思います。

自由記入24
今回も大変勉強になりました。
この時間だけは他の事を考えずに済み、充実しているので、聞き終わるとぐったりしますが有難いです。
プロジェクトを広めるには、 自民党の憲法改正案の問題点と、その防御の仕方が検討できるような事項を毎回入れて行けば、より自分たちの事と認識できて、参加意欲が湧く人も出てくるのではないでしょうか?
(Twitterで自民党の改憲案を提示し、問題点を出して考えてもらう等)
憲法の全体を学ぶことは大切だと思いますが、そんなことに興味のない、または考える余裕のない人達にとっては、改憲案の問題点が解かり、危機感を一人でも多くの人が持つことの方が大切になります。大衆に解り易い言葉で端的に語る項目を講座の中に設けることも必要かと思います。

岩井祥子

自由記入25
 迫っている改憲の危機について、具体的に考えることができる回でした。繰り返し見ます。

「変えてはいけない憲法の基本」という概念が、日本国憲法の前文に集約されている。 日本国憲法を(恥ずかしながら)この講座が始まってから初めて、頭から読んでいます。
憲法をきちんと学んでいないことが、どれだけまずいことなのか痛感。
逆に言えば、知っていれば、生きる上での武器になり、それまでの歴史経緯を含んでいる故、社会・政治・歴史・人間の理解の助けになる。

 国民投票法の危険性… 投票した人の半分(つまり今の選挙の投票率で言えば、国民の25%)を超えれば成立。 CM規制の緩さ等
 18歳以上に選挙権の引き下げたのと2006年の教育基本法の改定はセットで、 改憲の準備につながっていると感じる。
 最近は、日本はもうどうにもならないんじゃないか?自分が生きている間(自身はアラフィフ)によくなることを想像できない域に達しているように思う。 ナチス下のドイツで「ナチス後」に向けて、ドイツの在り方を地下に潜って命がけで準備した人たちのような心持でいなくてはだめなのではないか、と、時々。

 あらゆる場面で、日本のダメさに打ちひしがれているが、何か、まともなものは残さなくてはならない…どんな分野でも、些細なことでもいいから。なぜなら、どんな分野にも危機がみられるから。…と言い聞かせている。

自由記入26
いつもレクチャーが楽しく、興味深く、あっという間に2時間が経過している感じがします。憲法は型が定まった四角いものではなく、長い時間をかけて人が造ってきた可塑性のある生き物であることを毎回痛感しております。

自由記入27
4回目の講義を受けたことで、改正案が出た時にどう言った点に着目して考えればいいのか。と言う指針となるものを身につけられたように思う。学校の授業で憲法や法学についてここまで習ったことがなく、この「憲法リテラシー」の講義を受けないで生活するのは少し怖いなと思ってしまった。

自由記入28
何度か見て自分のものになるかと思います。

自由記入29
今回も後日配信の録画で聴講しました。
補足事項を加えたりとても丁寧に編集してくださっていて、いつも本当にありがとうございます。

今回からはいよいよ、これまで私が避けて通ってきた言葉がどんどん出始めて、スキップしたくなる気持ちを抑えるのに苦労しました。

ニュースで見聞きしても意味がよく分からないから、斜め読みしたり片目を瞑って素通りしていた、言葉たち。昨日は逃げずにちゃんと理解しようと努力してみました。

完全に理解できたとは言えないけれど、知れば知るほど、今の日本はとても重要な岐路にいるらしいという怖さが増してきました。

成人の年齢が18歳に引き下げられたことも、憲法にまつわるあれこれへの布石だというカラクリであるということさえもわかっていなかったし、だから3年後に18歳になる15歳の若者たちのためにもこのプロジェクトが3年は続けられる予定であるという意味を、やっとちゃんと理解できました。

参加者の皆さんに質問してみたいことがあります。
ここで学ばれたことを、どのように周りに伝えていらっしゃいますか?

私は回を追うごとに、どうやって自分なりに伝えていくことができるだろうと考えることが多くなりました。だから、みなさんはどうやっているのか聞いてみたくなりました。
何か私ができるようなことがあったら知りたいです。

大学生と高校生の子供がいます。
いきなり日本の憲法について一緒に話を聞いてみない?というのも、どうした?と怪しまれそうなので、ママは何も知らなさすぎるから、以前からLiveをきいていたYoshiさんの憲法のお話を聞きながらいろいろ調べたりして憲法以外のこととかも知ることができて楽しいんだよね、と話してみました。

日本の憲法のこういうところがいいと思うけど、考え直した方がよさそうなところもいくつかあるよね、と、それぞれが意見をもっていて驚きました。

アメリカでは高校までにアメリカの憲法の歴史成り立ち、他国との比較を含めたいろいろな学びの時間が多く与えられているようです。選挙権はなくても、今度の選挙ではなにが論点かというようなこともクラスで議論されたりするようで、まだ小学生の頃に夕飯の食卓で、今日こんなことを聞いたと話してくれて驚いたこともありました。

日本の憲法はよく知らないけれど、という前置きはありながらも、持っている知識や世界情勢をみて自分はこう思う、と言えるということに、アメリカの教育の結果をみるように思います。

学んだり知っていても、自分の考えになって行動に移っていかないことには、人も国も進んでいかないように思いました。

得た知識を自分なりに考えてそれを推進力に変えていける若者が育つためには、この憲法リテラシープロジェクトはぴったりだと思います。

だからどうすればいいのだろう・・・と結局は堂々巡りにしかならないのですが。

とりあえず、私がかたかたとPCで調べたり本を読んでいる姿をみて、オンラインゲームで現実逃避していた息子も、進学先について真剣に調べたり相談してくるようになりました。 我が家の小さい環境に、ちょっとうれしい変化はおこっているようです。

資料にあった国立国会図書館のウェブサイトをのぞいてみました。
一個人でアクセスできるということすら知らなかったので、急に目の前に広い世界が広がったようでうれしかったです。

いつもありがとうございます。

自由記入30
大変、面白いレクチャーをありがとうございました。個人的には、今まででそれぞれバラバラで、存在していたことが、ばーっとつながり、目の前の視界が開けた感じがしました。

これまでyoshiさんが段階を追って丁寧に歴史、人権、法、そして憲法などのfundamentalな要因の説明をしてくださったおかげで、憲法の土台が理解でき、考える際の指針を得られたように思います。

■レクチャーを受けて考えたこと
 普遍的価値である個人の人権、自由権、抵抗権、社会権が土台としてまずあり(それを機能させるための立法・行政・司法)そして、普遍的諸価値が簡単に変更・歪曲されないための憲法のentrenchment(守り)が存在する。これまで自分の中では個別に存在していた普遍的価値や諸概念が、憲法という一つのシステムとの関連の中で存在していることが分かりました。自分の中の国家に対する自由権・抵抗権の部分が賦活された気がします。

憲法制定にあたり、憲法内部にはその力はなく、主権を有する国民にこそ力があるのだとすれば、それらの国民こそが憲法について考えなければならない気がします。憲法には安易に曲げてはいけない領域が存在しますが、それは逆に人々の根本原理や「国是」が何であるかを問われ、議論を呼び起こすものだと感じました。憲法改正(修正)は、常に外部・内部との危機とセットで主張されますが、そこには根本原理・価値観との対話も必然的に含むと思います。
 余談ですが、ドイツの憲法裁判所では個人の訴えも受け付けています。ただ、違憲判決が出るのは全体の3%未満で、違憲理由は述べなくても良くなるなど問題点も近年、指摘されています。ドイツの一部の高めの教育を受けた人たちは、憲法裁判所の判決に対して日常的に議論をします。よく"das ist verfassungswidrig"(それ、違憲)と言いながら、話します。

■ 憲法を守る機能を有するentrenchmentの裏側を考えると、普遍的価値感の人権や、自由権、抵抗権がいかに「脆い(もろい)」もので、崩れやすい物なのかを考えさせられました。逆に言うとそれだけ何重にも守らないと権力者や暴力により簡単に変更されてしまう危険性があるものだと。
 緒方貞子さんが、アフリカの難民キャンプであるスタッフから現場の報告を受けた際に「この現場での人権状況は」とその人が口にした瞬間に、車のボンネットを叩いて怒り、「ここには人権というものは全くない。私の前では、その言葉を二度と使わないで欲しい」と言ったことを思い出しました。人権も、権利も、なにもかも所与のものでは決してなく、本当は、憲法や政治体制、レジームの保障など、複相的な人為的努力で成り立っているのだと感じます。

■レクチャーを聞き、日本の防衛のために改憲論を訴えるある歯切れのよい女性議員のことが頭にチラつき、色々な議論を本当に国民と重ねる気があるのかと疑問に思いました。  安倍元首相も、「官邸主導」という名の下に一部の仲間内で政策を決め、人事院・内閣法制局、会計検査院の独立性・第三者性を潰し、好き放題やってきていました。この国はもう、随分前から内側から崩れているのだと思います。

■最後に
・レクチャーを受けての変化
 今回のレクチャーをシリーズを受けての一人の参加者の実感を書かせてください。普段、仕事で月から土(時に日曜)まで朝から晩まで働き、日曜日は生ける屍と化しています。このような中で、憲法の勉強をするのは、めちゃくちゃ頭を使い、仕事のことを考えると、正直、体力をセーブしたいと思うこともあります。(内容が面白くないとかではなく、自分のキャパの問題です)。

しかし、考えてみると、日本で働く多くの人は、月から金までは、会社に組み込まれ、夜遅くまで働き、魂を吸い取られ、土日は疲弊し、政治に関心を持たない。それで、知らぬ間に、好き勝手に法律を作られてやられ、悪循環に陥る・・・。

前から思っていましたが、日本で土日のあり方を変えることは、とてもエネルギーのいることでありながらも、「余暇」の中に憲法などについて「考える空間や時間」を持つことは、実はとても重要なことではないかと思います。なんというか、こういう憲法について考えることは、どこか自分の生活や会社との距離を考えることとリンクしている感じがします。

・スライドについて
 スライドや発表全体の構成もそうですが、アニメーションをつけてくださり、以前よりも一段と分かりやすさが増している気がします。後、文字の色を色々とつけてくださるのが、とても良くてすっと入ってきます。
また、録音で話を聴くと、スライドを見るのとは違い、声や内容に集中するので、自分で色々と想像して能動的に組み立てるので、新たな気づきがあったり、別の味わい(深さ)があります。

TN

自由記入31
政府が憲法改正に向け準備しているということは何となく感じていたし、改正案が酷いという話も知っていた。しかし、国民投票法を変え、投票した人の半分(国民の4分の1)で憲法改正を可能にしていたとは。野党もその危険性に気付いていなかったのだろうか。ぼーっとした国民の一人であったことに、今さらながらの衝撃と後悔ですが、気付かせていただきありがとうございます。とても勉強になりました。

フランチェスカ

自由記入32
「憲法リテラシー」全6回のもう半分以上が終わっているというのが信じられないぐらい早いです。少なくとも自分にとっては、それだけ内容が濃いということと思います。今回は憲法をめぐるさまざまな概念を自分の中でより整理された形で理解できました。

特に憲法保障の部分については図式的で分かりやすかったです。自民党の改憲案が何を狙っているのかを明らかにしていただいた気がします。また、超憲法的な根拠の部分については、憲法の教科書にもなかったと記憶しています。

思うに、これまでの内容を別の角度から見るような内容で、例えば権利の保障の理念を法理論や手続きにどう落とし込んでいくかの理屈を見ているとワクワクしました。

一方で、憲法の修正手続きにかかる国民投票については、先年、改正法が成立した際にツイッター等でも指摘されていた通りの危うさを改めて覚えることになりました。英国がEU離脱の是非を問う国民投票で「うっかり」な感じで可決してしまったのと同じ轍を、日本は踏んではなりません。文字通り国民のどれだけが意識し、将来のために一票を投じようというアクションを起こすか。何がどれだけ良いか、また、何がどれだけ良くないか、これらを把握して然るべき行動につなげる、これを一億人が行う必要があることを考えると気が遠くなります。

しかし、もし自民党の憲法改正案が国民投票にかかるようなことがあれば(まず、そうならない、そうさせないことを願いますが)、日本は例えば #○○幕府で語られるような、大多数の愚者が少数の賢者について行けばいい社会なのではなくて、誰もが一人分の存在と権利を保障されることが当然の前提の社会であることを、国民はよく理解しておくべきだと思います。

個人的には憲法の知識のおさらいと、将来高い確率で予想される憲法改正(改悪)案の発議に備えて理論武装することが第一の目的で参加していますが、学んだことが自分一人の中で終わってしまうのは勿体ないし、また、人に伝えたり意見交換したりすることが憲法改悪の防波堤になり、さらに国民の権利拡大と国家権力の行使の適正化を図る方向にも進みうるものであろう、と考え始めています。今回の受講者が(それぞれが希望する限りにはなるであろうものの)具体的にどうしていくのがいいのかについても、考える機会があればと思います。

今回もありがとうございました。

自由記入33
今回も録画で視聴させて頂きました。
出席の有無に関係なく、毎回録画、スライドと資料を提供してくださるので、何度でも繰り返し学習できて大変助かっております。
また、プロジェクトの状況や参加者のアンケート結果の感想を共有できることも励みになっています。

前回のおさらいとして、憲法の安全保障と国家の安全保障の重なっている部分が必ずしも一致しない。と、スライドの図との説明で理解を深めることができました。
憲法リテラシー4回目を終えて、改めて、立憲主義が重要だと思うようになりました。
憲法改正をめぐる議論の前に、立憲主義の理念が堅持されているのか。
まずは、立憲主義を正確に理解し、確実に履行させていくこと。その上で、改憲問題を考える際に立憲主義をふまえているかどうか考えることが大切だと思います。

少しずつですが、自分の意見を持てるようになりました。
次回も宜しくお願いいたします。



「憲法リテラシー」プロジェクトに興味のある方はこちらをご覧ください。スポンサーに資金を提供していただいた無料席もまだあります。

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