よしログ

日米英の教育機関で放蕩した。P2からD1まで国連で26年働いた。仕事のほとんどは戦場だ…

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日米英の教育機関で放蕩した。P2からD1まで国連で26年働いた。仕事のほとんどは戦場だった。難民保護、人道支援、平和維持活動、対テロ対策、平和安全保障センター長、ブロックチェーン顧問などの仕事を経て、 2019年国連を退職した。著書『カブールノート』幻冬舎2001年。

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4年ほど前から、オンライン・ライブ中心のCOMMUNITYをやっています。オンライン・ライブとは、喋ることです。喋ることには時間の流れという制約があります。そこにパフォーマンス性という喋ることの特質が生まれます。 それに比べて、書くことには、パフォーマンスからの自由があります。このメンバーシップでその自由を行使する魂胆です。 本と紙魚プラン:自分の思考が本の紙魚(しみ)のように取りつくことがあります。メンバー限定記事にそれを解放します。本好きの方、特に近現代史、思想、日本社会等に興味のある方向き。 本の旅プラン:本と紙魚よりももっと突っ込んだ話がしたい人向き。本と紙魚プランの参加特典に加えて、 ①感想や質問などを文章でもらったら、それに文章で返答します。 ②希望者と月一回Zoomチャットの機会を設けます。 Overseasプラン:海外メディアで話されていることを、標準的な国際感覚に従って(つまり、陰謀論や衒学趣味から離れて)、月1〜2本のメンバー限定記事で日本の読者に筒抜けにします。 割引価格の合わせ技もあります。

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    • ガザ、そして無力感について

      窒素と酸素と無力感今日(10月27日)、衆議院選挙の日、ケイトリンさんの新しいポストが届いていた。かなり長い。第一文目の「あなたは無力感にさいなまれる(It’s the sense of powerlessness that gets to you.)」を見て、おーっとなる。無力感という言葉を新鮮に感じている自分に気がついた。そんな使い古した言葉に。 10代の頃を思春期とか青春とか呼ぶことが多いけれど、そういう時期の付属物のように無力感という言葉は日常にまとわりついて、僕

      • 『あたらしい憲法のはなし』 印刷版が出来ました!

        文部省著『あたらしい憲法のはなし』の印刷版がやっと出来ました。お近くのAmazon でお求めいただけます。 『あたらしい憲法のはなし』が出版されたのは、今から77年前の1947年(昭和22年)の夏。その年、日本の義務教育は6年から9年に延長され、尋常小学校の6年に新制中学校の3年が付け加えられました。 新制中学校の「社会科」の教科書として文部省(現在の文科省)が作ったのが『あたらしい憲法のはなし』です。さらに詳しくは、『あたらしい憲法のはなし』についてをご覧ください。

        • BRICS の核にあるもの

          BRICS サミットが昨日、10月22日始まった。ロシアのカザンで三日間行われる。カザンは、タタールスタン共和国の首都だ。タタールは漢字なら韃靼(だったん)と表記される。 井上靖の西域ものに出てきたと思うが、それが『楼蘭』だったか、『敦煌』だったか、『蒼き狼』だったか思い出せない。井上靖を読んでいたのは高校生の頃だったので、中身は全部忘れたが、中国の果てにある土地を想像して、わくわくして西域ものを追い求めてたことは覚えている。 一度行ってみたい。 やっぱり日本人みたいな顔

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          『妾の半生涯』 福田 英子著

          この本については、以前、YOSHILOG NOTE に少し書いたので、1に再録しておく。既に読んだ人は、1を飛ばして2に進んでください。 1. YOSHILOG NOTE に書いたこと 明治史関係の本を読んでいると、福田英子という名前にちょくちょく出会う。女性解放運動の先駆者の一人という位置付けが一番スタンダードで、その次に自由民権運動、社会主義運動に関わったことが、”付け足される”。青空文庫にこの人の自伝みたいなものがあったので、ダウンロードして読み始めた。 誰かの妾

          『妾の半生涯』 福田 英子著

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          この本については、以前、YOSHILOG NOTE に少し書いたので、1に再録しておく。既に読んだ人は、1を飛ばして2に進んでください。 1. YOSHILOG NOTE に書いたこと 明治史関係の本を読んでいると、福田英子という名前にちょくちょく出会う。女性解放運動の先駆者の一人という位置付けが一番スタンダードで、その次に自由民権運動、社会主義運動に関わったことが、”付け足される”。青空文庫にこの人の自伝みたいなものがあったので、ダウンロードして読み始めた。 誰かの妾

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          LIVE 71 ヨーロッパの死

          10月のライブ「LIVE 71 ヨーロッパの死」は、11月3日に延期になりました。 このトピックは、下にあげたような一連のポストに関連するものです(ここで全文が見えない場合は、ポストをクリックすると元のX上のポストに飛びます)。 2024年7月26日 2024年8月17日 2024年9月2日 2024年9月19日 これまでに、パレスチナに関連するトピックは3回取り上げました(下記参照)。今回の「ヨーロッパの死」というタイトルで取り上げるのは、パレスチナが直面してい

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          LIVE 70 日米地位協定と憲法

          今月のライブ「LIVE 70 日米地位協定と憲法」は、申し訳ないのですが、10月27日に延期になりました。(憲法リテラシーMEETUP 12を兼ねています)。。 石破首相が日米地位協定の見直しに意欲的だそうで、この言葉は最近よく目にするようになりました。しかし、日米地位協定がはらむ問題は、今始まったわけではなく、連合国による日本の占領が終わって、日本が主権を回復したと言われる最初の瞬間から始まったものです。 日米地位協定の前身である日米行政協定が付随する日米安保条約が、な

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          Take Matters Into Our Own Hands - Palestine

          この女性、アビー・マーティンは激昂している。彼女はもちろんイスラエルによるパレスチナ人の残忍な大量殺戮に悲憤慷慨しているのだけど、ここで彼女の激昂が向けられているのは、そこではない。「ネタニヤフが異常だからこうなった」とまとめるナラティブに激昂している。このナラティブの裏にあるのは、イスラエルという国家はこの大量殺戮の罪から免罪されるという暗示だからだ。 ヒトラーやスターリンが極めて個人的な狂気の持ち主であったことは否定しない。しかし、その後の研究で明らかになったのは、彼ら

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          LIVE 69 『自衛権と武装抵抗権』レビュー

          2024年9月22日、LIVE 69 自衛権と武装抵抗権を実施した。参加者のアンケート結果が返ってきた順に掲載していきます。 もっと見る(無料)

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          第二回進捗報告会 ー 子どもたちを性犯罪から守るAmynaプロジェクト

          子どもたちを性犯罪から守るAmynaプロジェクトの第二回進捗報告会を下記の要領で実施します。 プロジェクト名が長いと呼びにくいので、Amyna(アミナ)、もしくはάμυναと名付けました。ギリシャ語で「守る」という意味です。 4人のボランティアのご尽力のおかげで、子供が性犯罪の被害者となっている事件のデータベースは急速に充実し、マッピングも試験運用に入りました。その過程で、子供が性犯罪の被害に遭っている実態をますます詳しく知るようになりましたが、あまりに悲惨でしばしば言葉

          第二回進捗報告会 ー 子どもたちを性犯罪から守るAmynaプロジェクト

          LIVE 69 自衛権と武装抵抗権

          8月25日に実施したLIVE 67 自衛と独立で予定していたことを全てカバー出来ませんでしたので、9月22日に下記参加要領で続編として、LIVE 69 自衛権と武装抵抗権をやります(注:当初、続編のタイトルをLIVE 67-2 自衛と独立としていましたが、紛らわしいので変更しました)。 内容は、前半で、国家の自衛権について、「主権」、「自衛権の起源」、「国際法上の自衛権」、「軍事同盟」の説明、そして前半の最後に「占領国の責任」について説明します。 後半は、民族自決 (権)

          LIVE 69 自衛権と武装抵抗権

          LIVE 68 日本国憲法の制定過程

          これは、Space of Digital Humanities からの転載です。 憲法リテラシーのコースで毎月やっているMEETUP で、今月のテーマとして、『あたらしい憲法のはなし』の「大人のためのまえがき」の中で触れた「日本国憲法の制定過程」を取り上げます。 通常、憲法リテラシー・コースのMEETUPは、コース受講者だけが参加していますが、このテーマはあまりに誤解が多いので、他の多くの人も正確な情報を得ることは有益だと考えて、LIVE 68 として一般に公開することに

          LIVE 68 日本国憲法の制定過程

          『あたらしい憲法のはなし』について

          この記事は、Space of Digital Humanities からの転載です。 『あたらしい憲法のはなし』が出版されたのは、今から77年前の1947年(昭和22年)の夏だった。その年、日本の義務教育は6年から9年に延長された。尋常小学校の6年に新制中学校の3年が付け加えられたのだ(実は戦時中に既に義務教育の延長は議論されていたが、もちろん実行できるはずもなかった)。 僕が子どもの頃、親たちの会話にはまだ”新制中学校”という言葉が時々出て来たのを覚えている。彼らにとっ

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          よしログ復活 – YOSHILOG NOTE

          25年くらい前始めたブログにタイトルをつける時、大した閃きがなかったので、「よし」(外国ではそう呼ばれていた)という名前と「ブログ」を折衷して「よしログ」という名前にした。私的な日常のたわいのないつぶやきを書き留めるだけの場所だったが、その後、Twitterが隆盛になり、ブログは下火になり、僕もツイッターを少し見てみたが、140字で書けることは何もないような気がして直ぐに遠ざかった。 引退してから、日本語界隈を覗いてみようと思ってツイッターを再開した。SNS全部を絶賛も否定

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          麺屋の鬼ばばあ

          数日前、妙に嬉しいことがあった。心躍る体験というか。 ホテルから街の中心部へ続く道の歩道を歩いている時、ふとその道の反対側の対面する歩道でベトナム特有の低い椅子に座ってくつろいでる女性が笑顔でこっちを見て手を振ってる。え?え?え?とクエスチョンマークが三連発くらい出たと思う。それに続いて、そんなバカなという思いがわいてきたのだけど、ここは即座に手を振り返さなくてはいけないと思い、僕も思いっきり手を振った。 この女性は、僕がほぼ毎朝行く麺屋さんを仕切っている女性で、推定年齢

          麺屋の鬼ばばあ

          LIVEL 67 自衛と独立

          8月のLIVEのテーマは、「自衛と独立」です。 第二次世界大戦後の世界では、戦争は違法です。それが戦勝国が集まって作ったルール、Charter of the United Nations(連合国の憲章/国連憲章)に書いてあることです。でも、その日から今まで戦争のなかった日はありません。 このルールは自衛の戦争を例外として認めたので、今では全ての戦争遂行者は例外なしに、自衛権を発動していると言います。他の人から見たら、いったい何から自衛しているのか分からなくても、自衛だと言い

          LIVEL 67 自衛と独立