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援助プロジェクトに関する覚書

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記事一覧

1. 贈与の絨毯爆撃

1. 贈与の絨毯爆撃

暗号通貨やブロックチェーンという言葉が国際機関の中でささやかれ始めたのは、一般社会よりずっと遅く、2016年くらいだったと思う。
 10億人以上いると推定されている、銀行システムの利益を享受できない unbanked や underbankedと呼ばれる人たちをブロックチェーンによって新しい金融システムに取り込むことができるとか、難民やIDP援助の効率をあげることができるとか、取引における透明性の

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2. マーケットとの格闘(上)

2. マーケットとの格闘(上)

 この回では、難民キャンプという、一般社会から区切られ、閉じられた小さな経済圏におけるプロジェクトに関して書いている。
 今は、ブロックチェーンを元にしたアイデアがたくさんある。すぐには無理でも、現場の実務家のフィードバックを得て、全体のデザインを見直して行けば、やがて実際に使えるものが出てくるかもしれない。

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2. マーケットとの格闘(上)

 難民として他国へ避難している人たち、

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3. マーケットとの格闘(下)

3. マーケットとの格闘(下)

この回では、マーケットでの勝利が必ずしもプロジェクトの勝利ではない例を紹介している。成功したプロジェクトのように見えて、そして援助する側は大はしゃぎでも、その裏では、そのようなプロジェクトが裨益者をさらに悲惨な生活に追いやるということもある。

3. マーケットとの格闘(下)

 このような Income generation プロジェクトで悲惨なのは、実は利潤があがるケースなのだ。そこに Inc

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4. まっとうなビジネス

4. まっとうなビジネス

援助システムにおいて、難民は一つのカテゴリーであるが、全てではない。難民と同じように自分の住んでいた場所から、逃げ出さざるを得なくなったが、国境を越えることはなかった人もたくさんいる。彼らは国内避難民(IDPs)と呼ばれ、国境を越えることが難民の条件の一つなので、難民条約の対象にはならない。
自分の住んでいる場所から逃げ出さなくても、治安も経済も崩壊した国で、援助を必要としている人たちもいる。この

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5. 反則技/販促技

5. 反則技/販促技

ここまでは、援助プロジェクトはマーケットの論理の前では無残にも逆効果でさえあるパターンを書いてきたが、この節では、うまく立ち回ってひとまずは成功するパターンを紹介する。

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5. 反則技/販促技

 まっとうなビジネスなどと言うのは簡単だが、それがいかに難しいことであるかは、ほぼまっとうな経済が動いている日本のような先進国でさえ、まっとうなビジネスに挑む人すべてが成功するわけではないの

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6. マイクロ・クレジット地獄

6. マイクロ・クレジット地獄

 今回はマイクロ・クレジットの成功と失敗の条件について考えたものです。当時(15年くらい前)、グラミン・バンクは飛ぶ鳥を落とす勢いと言っていいくらい賞賛されていましたし、2006年には創始者のムハマド・ユヌスがノーベル平和賞をとったこともあり、批判的な意見を言う人はあまりいませんでした。
 実際にマイクロ・クレジット・プロジェクトを実施した人にはすぐ分かることですが、やれば誰でも簡単に成功するわけ

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7. 人足寄場なLIFE

7. 人足寄場なLIFE

この回の元のタイトルは、LIFE(Labor-Intensive Fast Employment)でした。これを書いた当時、固定した呼び名がなかったプロジェクト・タイプですが、その後、Cash-For-Work と名で広まったタイプが、LIFEに一番近いようです。
このタイプのプロジェクトの発想は、江戸時代の人足寄場を作った発想に近いものがあります。note に載せるに当たって、それを使って日本語

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