なぜ苦戦?STAND BY MEドラえもん2

先週11/20より公開が始まったSTAND BY MEドラえもん2が振るわない。
映画.comによると
(参考 https://eiga.com/news/20201125/7/ )
11/21,22の土日では動員30万5000人、興収3億8600万円、11/20~23の4日では動員54万2000人、興収6億7100万円と数値だけ見ると立派だが前作は8/9,10の土日2日で動員55万4911人、興収7億6724万8000円である。
(参考 https://www.oricon.co.jp/news/2040880/full/ )
初動4日でも前作の初動2日に及ばなかったことになる。
夏休みと秋の3連休の違いがあるとはいえかなり落ち込んでいる。

苦戦の原因は諸々言われている。
結婚観が古い、CGが古い、鬼滅の刃と公開が重なったなど。
だが最大の理由は
「のび太、逃げた」
というキャッチフレーズだろう。
実際には考える時間が欲しくて過去で一時過ごしただけだが、このフレーズでは結婚から逃げたと思われてしまう。
ドラえもんに無関心だった人やライトファンには結婚からの逃亡という情けない話を見せられるように思ってしまう。
コアファンからは原作からのび太の性格を変え、原作で一切描かなかった結婚式そのものを歪めて描いたと思われる。
いずれにも宣戦布告するような作品をあえて金を払ってまで観たいとは思わないだろう。
ドラえもんの映画はこれまで本作の前作にあたるSTAND BY MEドラえもんを除き非日常への冒険であり、それ故のワクワク感があった。
前作は興行成績80億円以上の大ヒットだったが、それにあぐらをかいてこんなフレーズを使ってしまったように感じる。

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