『自分の真実を生きる』 臼井淑子/自分が誰だったか思い出させる人
第22回 人生の選択は『得られる』ことより、『与える』ことの多さで選んでみよう
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第22回 人生の選択は『得られる』ことより、『与える』ことの多さで選んでみよう

6月1日に企業の選考活動(面接)が正式に解禁になり、それから2週間がたった今、就職活動中の学生がいろいろな相談でわたしのところにやってきます。(わたしは大学で学生のキャリア相談を行っています。)

―面接に落ちてしまってなかなか内定がもらえないがどうしたらよいか
―いよいよ持ち駒がもう数少なくなってしまって、これからどう増やしていけばいいか
 この辺りの相談内容は、皆さんも何となく想像がつくかもしれません。 

これらの相談に加えて、今の時期、結構な数あるのが、「内々定を複数社もらったが、どこを選べばいいだろうか」、という相談です。コロナ禍で、一昨年、昨年と採用抑制した企業・業界もありましたが、今年は少しずつ回復基調にあり、学生によっては、複数社から内々定を得ています。

内々定を複数社もらってどこを選べばいいかなんて、そんな贅沢な悩み!もらえない学生だってたくさんいるんだから、それより全然マシじゃないか!そう思うかもしれません。ある意味まさにそうなのですが、本人にとっては実はとても深刻な悩みです。なぜなら、この決断いかんで、人生が大きく変わってしまう可能性があるからです。このような人生の選択、ほとんどの学生は初めてです。これまでの20数年間、進路に迷ったとしても、「偏差値」という、ほぼ絶対的なモノサシがありましたから、ある程度客観的な尺度で判断しやすかったといえます。でも就職先を選ぶとなると、客観的な尺度が自分の幸せを約束してくれる保証はなく、いろいろな観点で比較検討、かつ自分にとって何が大事かの自己分析が必要になってきます。

―A社は転勤がないのがいいのですが、配属が決まっていないので、もしかしたら自分がやりたくない仕事をやらなければならないかもしれないんです
―B社はお給料がいいのですが、ちょっとがつがつした雰囲気でやっていけるか不安です
―C社は、お会いした人が皆おだやかで話しやすい雰囲気なんですが、時期によっては残業も多いようで・・・

こんな感じで、それぞれの会社のメリットデメリットをたくさんあげて、でもどれもこちらを取ればあちらが立たず、一長一短で決められないと切々訴えます。

どこを選んだら人生が有利に運ぶだろう、どこだったらわたしは幸せになれるのだろう、そんな思いで真剣なんですね。

こういうとき、わたしはそれぞれの会社や社員に対して、どう思っているか、どう感じているか、本人は何を大事にしたいと思っているのか、まずはじっくり聴きます。聴きますが、条件や働き方、社風などのメリットデメリットの整理だけでは、たいてい決まりません。そう簡単に決まるなら相談には来ないとも言えます。

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そんなとき、わたしが一つの判断軸として伝えるのは、「どこだったら一番自分が相手に与えられると思う?」ということ。要は「一番自分が役に立てる会社はどこか」ということです。就職先を選ぶときに限らず、わたしたちは何かの選択をするとき、とかくどちらが有利か、どちらが得か、と、自分がどれだけもらえるか、という視点で考えがちです。それはもちろん大事です!大事ですが、それだけだと、後々不満が出る可能性も大きいです。これだけもらえると思って入ったのに、もらえない!当てがはずれた!みたいな。(条件だけで結婚相手を選ぶと失敗しやすい、ということにも似ていますね!)

以前、誰もが「居場所」と「出番」が必要、ということを書きましたhttps://note.com/yoshikousui/n/n45968043f055)。わたしたちは居心地のよい居場所だけでは、満足できません。自分の「出番」があってこそ、いきいき、やりがいと自信をもって働くことができます。「自分がどれだけ与えられるか」というのは、まさに自分の「出番」がどれだけありそうか、へとつながっていくのです。

だからこそ、「どれだけ与えられるか」というのは、綺麗ごとに聞こえるかもしれませんが、実は相手のためではなく自分のためです。自己犠牲では決してありません。自分がいきいき働くためにとても大切なことなのです。

皆さんも何かを選ぶとき、どちらの選択肢であれば、より自分が与えられるだろうか、そんな視点でも見てみてください。自分が与えられるものが多い方が、その先の人生が豊かかもしれませんよ。

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『自分の真実を生きる』 臼井淑子/自分が誰だったか思い出させる人
一人ひとりのもつ可能性を開花させるキャリアカウンセラー/コンサルタント/研修講師。人材開発業界15年以上。これまでのべ3000人以上に対しキャリカウンセリングを提供。ビール(銘柄指定★)をこよなく愛す二児の母。https://www.qhmd.que.co.jp/