第42回 自分で自分の邪魔をしない！　　　　　～心の「やりたい」に素直になって人生を豊かにしよう～

　皆さんはこんなことはありませんか？
「やってみたい！」と思ったけれど「どうせ自分にはできない」「そんなことをやっても無駄だ」と打ち消す。
「〇〇をやってみませんか？」と誘われて、「面白そう！」と思っても、「失敗したら嫌だからやめておこう」と自分を制限する。
結構あるあるなのではないかと思います。

１．「面白そう！」「やってみたい！」の声は自分の本心

　かく言うわたしも、研修講師を始めたとき、複業コーチを始めるとき、ストレングスコーチの資格を取るとき、まさにこうでした。
「やってみたい」「チャレンジしてみたい」と心の声が聞こえているのに、自分の中で、「本当にできるのか」「無理だからやめた方がいい」「お金がかかりすぎる」そんな声がやる気を消そうとしました。

でも断言します！「面白そう」「うれしいな」「やってみたい！」のような心の声は、あなたの本心です。本当の望みです。この声に従ってやってみることで必ずや自分にとってプラスになります。

わたしも上記の経験において、勇気をもってやりたいという声に従ってやったところ、もちろん大変なこともありましたが、大変なことがあったからこそ自分の幅が広がって成長したり、新たな経験から自分にとって大切なことを学んだり、ステキな仲間たちと出会えたり、そして大きな充実感を味わえて、最終的には「やってよかった」と心から思えました。

最近だとクライアント企業の要望に応じて、新たなマネージャー向け研修プログラムを開発して実施したのですが、最初は不安が多々あったものの、絶対にチャレンジした方がいいという自分の気持ちに従い、人事の担当者の方々とあれやこれや試行錯誤しながら創り上げた結果、たくさんのマネージャーの皆様から役に立ったというお声をいただきました。この経験は、これまでの人生の充実した体験ベスト３に入る経験となりました。あのときやろうと決断して行動した自分を本当に誇りに思います。

２．自分と相談しながら前に進む

　だからわたしが決めていること。それは「自分で自分の邪魔をしない」ということ。自分がやりたがっているのに、別の自分はついつい引き留めようとする。時に「やりたい」という気持ちすら意識させないくらいに別な自分は抑え込もうとする。そうならないようにわたしは「本当の自分はどうしたいと思っている？」を常に自分自身に問いかけながら、本当の自分の心が望むことを大切にしています。

ちなみに、自分を邪魔するような声は、全くの邪魔者かというとそうではなくて、自分の安全を守ろうとしてくれています。例えば「そんなこと、うまくいくはずないからやめておいた方がいい！」という声、これは何らかのリスクを心配して、自分をリスクにさらさないように、失敗して傷つかないようにしてくれています。だから、その声を無視するのではなく、「心配してくれてありがとう」とまずは感謝して受け止め、「何が心配？」と自分に確認し、その心配する声をよく聴いて、実際にリスクや懸念があれば対処して（そうこうするうちに邪魔する声は小さくなっているはず）、その上で心の声に従って進むことを選択すればいいのです。

皆さんは、自分で自分の邪魔をしていませんか？
本当の自分は何を望んでいますか？
どうしたいと言っていますか？
自分に問いかけてみてください。そして、ぜひ本当の自分の声に従うことをお勧めします。その先には、きっとあなたにとってステキなことが待っています。

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